タクミセンパイのVisionについて

バリ取り工具メーカーの技術営業として、北は青森、南は鹿児島まで500社以上の切削工具ユーザーに訪問しました。
メーカーの営業としてユーザーの皆さまに技術支援をする中で、切削加工業界の課題に気づきました。
それは、ユーザーの会社規模や会社所在地、担当者の役職や所属する部署、取引関係にある機械工具商社によって、切削工具の情報量に差があることです。
切削工具ユーザーの皆さまは、業界新聞・専門誌・WEBメディア・展示会・商社の営業・メーカーの営業から切削工具の情報を収集されています。
情報源の中でも特に、展示会とメーカーの営業を重要されているとお聞きします。
しかし、大規模な展示会は東京・大阪・名古屋で開催されており、メーカーの拠点は全国を完全にカバーしていないため、ユーザーの所在地によっては切削工具の情報が入手にしくい状態になっていました。
一方で、加工技術が中小企業によって発展することもあるため、大手企業が技術情報を求めるといったことも起きています。
情報が入手しにくいという課題を解決し、「切削工具の情報格差をなくしたい」という想いから、タクミセンパイのアイデアが生まれました。
その想いは、Visionとして「切削加工に携わる人々の情報格差をなくす」で表現しています。
切削工具の情報を収集する能力は、会社や個人が持つ競争力の1つだと考えます。
しかし私は、情報はフェアに提供され、切削工具をどのように使いこなすかによって会社・個人が能力を発揮し、製造業の競争力とするべきだと考えています。
性能の良い工具を見つけただけでは差別化はできません。
自社の加工において100%の性能を発揮する加工方法・加工条件を見つけることによって、初めて差別化できると考えます。
タクミセンパイのMissionについて

マーケティングでの気づき
マーケティングの業務で、切削工具メーカー各社のカタログやWEBサイトを確認していて、ある問題に気づきました。
それは、会社ごとにカタログ・WEBサイトの情報量や表現、構成が全く異なることです。
(当たり前といえば当たり前のことですが)
私もマーケティングの経験があるため、カタログやWEBサイトの情報量や構成が、会社ごとに全く異なってしまう現象は理解できます。
マーケティングとしてはブランディングを意識してビジュアルや表現にこだわり、現場の営業は自分が説明しやすい・ユーザーが見やすい機能性を重視します。
会社によってマーケティングと営業の力関係が違って、どちらかの意見のみが反映されたり、両方の意見の妥協点を反映して中途半端なものができたりなど、結構大変だったりします。
比較・検討における課題
ただ、情報量や構成が全く異なる媒体から切削工具を比較・検討するユーザーの皆様は、苦労されているだろうと考えました。
そこで、切削工具の比較・検討ができる情報サイトでありながら、コミュニティのようにユーザーが参加して楽しめるような要素を加えた、タクミセンパイの機能を思いつきました。
タクミセンパイのメイン機能は、Missionである「切削工具の比較・検討に便利さと楽しさを提供する」に表現しています。
タクミセンパイは価格.comの業界版
普段の生活において、家電を購入しようと思った時、複数のメーカーのカタログやWEBサイトを確認するとは思うんですが、スペックや特長を比較する時は価格.comなどの比較サイトを使うことが多いのではないでしょうか。
価格.comには、整理されたスペックデータ以外にも、実際に購入した人のレビューも掲載されているため、レビューを見て購入するのを決めることが多いと思います。
タクミセンパイは、まさに切削工具版の価格.comなんです笑
価格.comは入力した内容がすぐに反映される仕様ですが、タクミセンパイはBtoB向けのサービスのため、会社や個人を特定しないように情報を加工し、運営でチェックした上で公開していますのでご安心ください。