切削加工の歴史を見て学ぶことができるヤマザキマザック工作機械博物館をご存じですか。
この記事を書いた私は工具メーカーでの営業・マーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
歴史的な工作機械が多数展示されているヤマザキマザック工作機械博物館で見て学ぶことができる切削加工の歴史について記事を執筆しました。
本記事ではヤマザキマザック工作機械博物館に訪問し、工作機械を中心とした切削加工200年の歴史に関する展示を紹介しています。
- 切削加工の歴史を見て学ぶことができるヤマザキマザック工作機械博物館とは
- ヤマザキマザック工作機械博物館の建物としての魅力
- ヤマザキマザック工作機械博物館のモニュメント機
- ヤマザキマザック工作機械博物館の見学ルートとこだわり
- 人類と道具ゾーン
- 産業革命と工作機械ゾーン
- 平削盤ゾーン
- 人力式工作機械ゾーン
- 段車(だんぐるま)式旋盤ゾーン
- 段車工場ゾーン
- 段車式フライス盤・ボール盤・形削盤・研削盤ゾーン
- モータ直結式工作機械ゾーン
- 昭和初期の工作機械ゾーン
- 工作機械でつくられた工業製品ゾーン
- 1950~1960年代の日本製工作機械ゾーン
- 高度成長期の汎用旋盤ゾーン
- NC時代の幕開け1ゾーン
- NC時代の幕開け2ゾーン
- 現在の工作機械ゾーン
- ヤマザキマザック工作機械博物館の体験コンテンツ
- ヤマザキマザック工作機械博物館の未来の工場スペース
- 編集長コメント
- 関連記事
- 執筆者情報
- メールマガジンのご案内
切削加工の歴史を見て学ぶことができるヤマザキマザック工作機械博物館とは
切削加工の歴史において重要なのが工作機械で、これを中心に展示しているのがヤマザキマザック工作機械博物館です。
2019年にヤマザキマザック創業100周年の記念事業の一つとして、社会を支える工作機械の存在を広く伝え、モノづくりへの関心を高めるために、ヤマザキマザック工作機械博物館が開設されました。
ヤマザキマザック工作機械博物館では、200年にわたる近代工作機械の歴史を辿ることができます。
熟練技能工によるリビルトによってほとんどの工作機械が動態保存されており、実際に動いているところを見ることができます。
ヤマザキマザック工作機械博物館の「米国輸出を果たしたNC旋盤 Mazak Turning Center 2500R」は、2024年に(一社)日本機械学会から機械遺産に認定されています。
また、工作機械だけでなく切削加工によって誕生した身近な工業製品も見ることができ、工作機械がマザーマシン(母なる機械)であることがわかるような展示となっています。
さらに体験コンテンツも用意されています。
ヤマザキマザック工作機械博物館の概要は下記です。
| 施設名 | ヤマザキマザック工作機械博物館 |
| 運営会社 | ヤマザキマザック株式会社 |
| 工作機械展示点数 | 76台(うち71台が動態保存) *2025年12月時点 |
| 所在地 | 〒505-0037 岐阜県美濃加茂市前平町3-1-2 |
| アクセス方法 | ・長良川鉄道「前平公園駅」より徒歩で約10分 ・あい愛バス(美濃加茂市コミュニティバス)「ヤマザキマザック工作機械博物館」 下車すぐ ・東海環状自動車道「美濃加茂IC」より車で約10分(駐車場183台、無料) |
| 開館日 | 2019年11月 |
| 開館時間 | 10:00~16:30 月曜日および年末年始は休館 (月曜日が祝日の場合、火曜日が休館日) |
| 入場方法 | 大人500円 高校生・大学生300円 小学生・中学生200円 *団体割引あり *障がい者割引あり *学校からの団体申し込みの場合は無料 |
| 公式サイト | ヤマザキマザック工作機械博物館 公式サイト |
ヤマザキマザック工作機械博物館の建物としての魅力

ヤマザキマザック工作機械博物館の入り口はガラス張りのピラミッド風で、しかも展示室は地表から約11メートルの深さにあります。
現在ヤマザキマザック工作機械博物館となっているこの地下施設は、CO2レーザー加工機を製造するために2007年に竣工しました。
CO2レーザー加工機を高品質に組み立てるために、温度・湿度が管理されたクリーンな環境で、かつ振動に強い施設として地下工場が建設されました。
そしてCO2レーザー加工機の製造を他の工場に移した後、現在の博物館に改修されています。
地下工場や地下博物館は国内でも数えるほどしかなく、ヤマザキマザック工作機械博物館は建築好きの方も楽しめる施設です。
ヤマザキマザック工作機械博物館のモニュメント機

博物館のエントランスで見ることができるのは、ヤマザキマザック工作機械博物館の設立趣旨と1台の旋盤です。
この旋盤は1927年(昭和2年)に山崎鉄工所(現:ヤマザキマザック)で製造されたベルト掛け旋盤で、産業遺産学会より「推薦産業遺産」に認定されています。
ヤマザキマザック工作機械博物館の見学ルートとこだわり
ヤマザキマザック工作機械博物館は、施設内を19のゾーンに区分して工作機械の歴史を紹介しています。
ヤマザキマザック工作機械博物館のこだわりは、ヤマザキマザックの熟練技能工すなわち工作機械のプロたちによってリビルトされた工作機械が見られることです。
そして、工作機械のほとんどが動態保存されています。
人類と道具ゾーン

「人類と道具」ゾーンでは、レプリカとしてレオナルド・ダ・ヴィンチが考案した「ねじ切り盤」、ジョン・ウィルキンソンの「中ぐり盤」、ヘンリー・モーズリーの「ねじ切り旋盤」などを見ることができます。
これらの歴史的工作機械のレプリカは、残された資料や海外の展示物を参考にヤマザキマザックの熟練技能工によって精巧に再現されています。
ダ・ヴィンチ、ウィルキンソン、モーズリーの切削加工業界における貢献は「イギリスにおける工作機械と切削加工の歴史」の記事で紹介しています。
展示をさらに楽しむための予備知識
ヤマザキマザック工作機械博物館の展示をさらに楽しむために、産業革命へつながる鉄の歴史を予備知識として紹介します。
産業革命以前、鉄は貴重なものでした。
紀元前3000年頃、エジプトでは鉄を豊富に含む隕石(隕鉄)を加工して刃物にしていました。
当時、鉄は金よりも高価だったそうです。
現在のトルコ中央部では、古くから製鉄がされていたようです。
その後、ここに興ったヒッタイト(紀元前15世紀~紀元前13世紀)は、この製鉄技術を国内に留めることで自国だけが鉄製の武器を持てるようにして、近隣諸国との和平を維持しました。
それゆえ長い間、庶民は鉄を潤沢に使うことができず、木工の時代が続きました。
加工機械も木製で、動力源は人力です。
日本について、弥生時代は舟で朝鮮半島まで鉄製品や鉄塊を買いに行っていたようです。
そして、5世紀頃になると朝鮮半島を経て古代製鉄法である「たたら製鉄」が日本に伝わりました。
たたら製鉄では「鉧(けら)」がつくられ、その中心部から日本刀の材料となる「玉鋼(たまはがね)」を得ることができました。
玉鋼は低炭素の良質な鉄で、木炭の粉をまぶして鍛えることで加炭でき、刀剣として焼入れなど熱処理に適した適度な炭素濃度に調整することができます。
今でも(公財)日本美術刀剣保存協会が主催して、島根県奥出雲町で三日三晩のたたら操業が毎冬三回開催され、できた玉鋼は全国の刀匠に届けられています。
たたら製鉄は大量の木炭を必要とする一方で、玉鋼はわずかしか得られませんでした。
そのため、たたら製鉄が利用されるのは刀などが中心で、庶民の生活においては刃物や鍋窯などに限定されていました。
18世紀、英国で産業革命が興りました。
その大きな柱は近代製鉄の始まりです。
欧州の人口増加にともなって木炭の需要が増え、それまで製鉄に使われていた木炭の価格が高騰したため、製鉄に必要な十分な量を確保できなくなりました。
そこで、木炭の代わりに石炭を利用した製鉄が始まります。
ただし、この製鉄法でできた鉄は炭素量が極めて多く、脱炭しないと使えませんでした。
そのため、ベッセマ炉など効率的に脱炭(鉄の精練)できる方法が開発され、良質な鉄が大量につくられるようになりました。
これによって石炭の需要が急増したため、あちこちに炭坑が開発されました。
炭坑では湧水を汲み出すために蒸気機関が使われるようになり、これが改良されて様々なところで動力源として普及しました。
いわゆる動力革命ともいわれるもので、これが産業革命の第二の柱となったのです。
この間、切削工具は主に焼入れされた炭素鋼でした。
つまり硬い鉄で軟らかい鉄を、毎分数メートル程度のゆっくりした切削速度で、ゴリゴリ削っていたのです。
産業革命と工作機械ゾーン

「産業革命と工作機械」ゾーンに展示されている蒸気機関車「D51 409」は、1940年(昭和15年)に日本車輌 名古屋工場で製造されたものです。
運転台に入って汽笛を鳴らすことができます。
工作機械は、蒸気機関車の車輪の加工などに利用されました。
平削盤ゾーン

「平削盤」ゾーンでは、1860年~1913年に製造された平削盤3台が展示されています。
このゾーンの工作機械の駆動はベルト式です。
人力式工作機械ゾーン

「人力式工作機械」ゾーンでは、1875年~1915年に製造された足踏み式や手回し式の工作機械を見ることができます。
段車(だんぐるま)式旋盤ゾーン

「段車式旋盤」ゾーンでは、1880年~1916年に製造された米国製ベルト掛け旋盤を見ることができます。
段車工場ゾーン

「段車工場」ゾーンでは、明治時代の工作機械を使い、当時の機械加工工場を再現しています。
機械加工工場の再現として、天井に設置したシャフトと段車を回転させ、ベルトを介して動く工作機械を見ることができます。
この頃の機械加工工場では、一つの動力源で複数の工作機械がベルト駆動で動いていました。
段車工場ゾーンで工作機械が実際に動いている様子がこちらです。

また、この頃の機械加工工場の隅には必ず「火造り場(ひづくりば)」があり、旋盤工など機械を動かす作業者がバイトなどの切削工具や作業道具を製作していました。
段車式フライス盤・ボール盤・形削盤・研削盤ゾーン

「段車式フライス盤・ボール盤・形削盤・研削盤」のゾーンに展示されている工作機械の1つが、1860年にアメリカのプラット&ホイットニー社で製造された「ベルト掛けリンカーン型横形フライス盤」です。
サミュエル・コルトの依頼によって誕生した「リンカーン型横形フライス盤」は、のちにプラット&ホイットニー社などによって大量に生産され、世の中に広がりました。
コルトの切削加工業界における貢献は「アメリカにおける工作機械と切削加工の歴史」の記事で紹介しています。
モータ直結式工作機械ゾーン

「モータ直結式工作機械」ゾーンでは1910~1939年のモータ直結式の工作機械を見ることができます。
このゾーンに展示されている工作機械の1つが、1910年にアメリカのグリーソン社で製造された「歯切り盤」です。
モータ直結式になることで、工作機械のレイアウト変更がしやすくなり、工場内の物の流れを改善しやすくなりました。
19世紀までの切削工具は炭素鋼に焼入れしたものであったため、切削速度は数メートル毎分と遅かったのですが、20世紀初頭の高速度鋼(ハイス)の発明によって、切削速度が10メートル毎分へと向上しました。
高速度鋼に対応するために、例えば旋盤の主軸にはそれまでのすべり軸受に代わってころがり軸受を採用することで高い切削速度で加工できるようになり、切削効率が大幅に改善されました。
これ以降、新しい工具材料の開発に伴って、工作機械の高速化が図られてきます。
昭和初期の工作機械ゾーン

「昭和初期の工作機械」ゾーンでは、1920年~1938年に製造された工作機械を見ることができます。
このゾーンに展示されている工作機械の1つが、1937年にドイツのVDFで製造された「モータ直結旋盤」です。
ドイツのメーカー4社が集まった組織VDFで製造された「モータ直結旋盤」は当時最高峰の旋盤と評価され、池貝鐵工所の旋盤もこちらを研究して生まれました。
VDF旋盤については「ドイツにおける工作機械と切削加工の歴史」の記事で紹介しています。
工作機械でつくられた工業製品ゾーン

「工作機械でつくられた工業製品」ゾーンでは、工作機械による切削加工で生まれた、身の回りにある工業製品が展示されています。
このゾーンの目玉の1つが、1911年に製造された「T型フォード」です。

また、工作機械による切削加工で生まれた身の回りにある工業製品として航空機や家電なども展示されています。
1950~1960年代の日本製工作機械ゾーン

「1950~1960年代の日本製工作機械」ゾーンでは、1952年~1968年に製造された工作機械を見ることができます。
このゾーンに展示されている工作機械の1つが、1967年(昭和42年)に唐津鐵工所で製造された「横中ぐり盤」です。
雨ざらしだった「横中ぐり盤」を、工作機械の熟練技能工2名が4ヶ月かけてリビルトされたそうです。
高度成長期の汎用旋盤ゾーン

「高度成長期の汎用旋盤」ゾーンでは、1963年~1974年に製造された工作機械を見ることができます。
このゾーンに展示されている工作機械の1つが、1963年(昭和38年)に山崎鉄工所で製造された「汎用旋盤LB-1500」で、コンベアラインで量産されて米国に輸出されました。
「汎用旋盤LB-1500」は日本製の工作機械として米国で受け入れられた記念すべき旋盤です。
NC時代の幕開け1ゾーン

「NC時代の幕開け1」ゾーンでは、1970年~1985年に製造された工作機械を見ることができます。

このゾーンに展示されている工作機械の1つが、1970年(昭和45年)に山崎鉄工所で製造された「NC旋盤 MAZAK Turning Center 2500R」です。
「NC旋盤 MAZAK Turning Center 2500R」は2024年に(一社)日本機械学会より機械遺産に認定されました。
NC時代の幕開け2ゾーン

「NC時代の幕開け2」ゾーンでは、1971年~1988年に製造された工作機械を見ることができます。
NC工作機械がフルカバー化したのは、1980年頃です。
超硬工具の普及によって切削速度が飛躍的に向上したため、切りくずや切削水の飛散を防いでオペレータの安全を確保するためにフルカバーが必要になりました。
現在の工作機械ゾーン

ヤマザキマザック工作機械博物館の最後は「現在の工作機械」ゾーンです。
このゾーンでは、ヤマザキマザックの最新の複合加工機「INTEGREX i-200H」を見ることができます。
ヤマザキマザック工作機械博物館の体験コンテンツ

ヤマザキマザック工作機械博物館の「モノづくり体験室」では、「現代の名工」や「ものづくりマイスター」の指導で金属加工の体験ができます。
この体験を通じて、子供たちがモノづくり産業に関わってくれるようになったらとの思いで開催されています。
体験の詳細と申込方法はヤマザキマザック工作機械博物館 公式サイトをご参照ください。
ヤマザキマザック工作機械博物館の未来の工場スペース

ヤマザキマザック工作機械博物館では、ヤマザキマザックが提案する「近未来の工場(スマートファクトリー)」を見学することができます。
ヤマザキマザックは自動化・省人化・無人化に1970年代から取り組んでいます。
さらにこの工場では、現代の工作機械をIoTの技術を使って工場ネットワークにつなぐことで、様々なアプリケーションを活用し、より高度な工場オペレーションが可能になることを紹介しています。

「近未来の工場(スマートファクトリー)エリア」では、見学に来た子供たちのために、ロボットが暇な時にジャンケンをしてくれます。
編集長コメント
「ヤマザキマザック工作機械博物館で切削加工の歴史を見て学ぶ」いかがでしたか。
イギリス・アメリカ・ドイツ・日本の工作機械と切削加工の歴史について調べていたこともあり、展示内容のこだわりを理解することができました。
工作機械を中心とした切削加工の歴史が学べる施設としてのヤマザキマザック工作機械博物館の魅力がこの記事で伝われば嬉しいです。
個人的にオススメしたいポイントが3つあります。
1つ目のオススメポイントは、レプリカとしてレオナルド・ダ・ヴィンチが考案した「ねじ切り盤」、ジョン・ウィルキンソンの「中ぐり盤」、ヘンリー・モーズリーの「ねじ切り旋盤」が展示されていることです。
この3点は工作機械の歴史で必ず紹介される重要な発明品であり、レプリカであっても立体物を見られるのは貴重な体験です。
2つ目は、展示された工作機械をストーリー込みで楽しめることです。
ヤマザキマザック工作機械博物館に展示されるまでの背景が紹介された展示物もあり、ストーリーを含めて現存する貴重な工作機械を鑑賞することができます。
3つ目は、大人だけでなく子供も楽しめる工夫がされていることです。
展示物の紹介は10歳の子供とその母親でも理解できるような説明文が使われており、ゲーム感覚で切削加工を知ることができる端末やモノづくり体験室が用意されています。
休憩スペースや授乳室もあるため、ヤマザキマザック工作機械博物館は家族での訪問もオススメできる施設です。
最後に、本記事とあわせて読んでいただきたい記事を紹介します。
ヤマザキマザック工作機械博物館の展示物とも関連性の高い内容として、「イギリスにおける工作機械と切削加工の歴史」と「アメリカにおける工作機械と切削加工の歴史」を読んでいただくと、工作機械の技術変遷を確認できると思います。


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執筆者情報

本記事はタクミセンパイの服部が執筆・編集しました。
私は工具メーカーでの営業とマーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
私(服部)の実績や経歴については「運営について」に記載しています。
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