近年、切削工具の納期遅延・受注制限・価格上昇が相次ぎ、多くの製造現場に影響が出ています。
しかし、この問題は業界全体としてどれほど深刻なのかが定量的に示されていないため、国や企業の対策が後手に回っているのが現状です。
そこでタクミセンパイでは、現場のリアルな状況を数字として可視化し、社会に向けて発信するためのアンケート調査を実施しています。
中間報告として50名分の回答結果を公開しました。
「切削工具の調達状況と製造現場への影響」に関するアンケート内容は下記です。
| アンケート回収方法 | タクミセンパイのWEBアンケートフォーム |
| アンケート回収期間 | 2026年4月27日~4月29日 |
| アンケート回答数 | 50名 (回答者は全て切削工具ユーザー) |
目次
1.切削工具の納期遅延 状況
62%の切削工具ユーザーで納期遅延が発生。
「ごく一部(1〜9%)の工具で納期遅延が発生している」が38.0%で最も多い。
2.切削工具の受注制限・見積辞退 状況
30%の切削工具ユーザーで受注制限・見積辞退が発生。
「受注制限のみ発生した」が22.0%で最も多い。
3.切削工具の価格上昇分について製品価格への転嫁状況
42%の切削工具ユーザーで切削工具の価格上昇分を製品価格に転嫁済み(一部含む)。
一方、48%は転嫁の相談をしていない。
4.切削工具の納期遅延・受注制限・価格上昇を原因とした加工への影響
34%の切削工具ユーザーが、今後加工できない製品が発生する可能性が高いと回答。
5.切削工具の納期遅延・受注制限・価格上昇に対する改善
60%の切削工具ユーザーが、使用工具メーカーの変更を実施/検討。
また、再研磨の活用も50%と多い。
最終結果を公開

2026年に実施した切削工具ユーザー63名のアンケート結果より、「タングステン高騰が引き起こす切削工具の納期遅延・価格上昇と製造現場への影響」を公開しました。
こちらの記事で切削工具の納期遅延・受注制限・価格上昇の影響を定量的なデータで把握することができます。