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【2024年】インターモールドとは【金型の展示会を徹底解説】

切削工具と切削加工業界の情報を発信するポータルサイト「タクミセンパイ」をご覧いただきありがとうございます。
当サイトを運営する編集長の服部です。

本記事では「金型の展示会 インターモールド」について解説しています。
「インターモールド / 金型展 / 金属加工プレス技術展の概要、近年の動向」について理解が深まる記事を目指して執筆しました。

本記事のポイント部分をまとめてYouTubeでも公開しています。


*本来は「INTERMOLD」が正しい表記ですが、本記事では読みやすさ重視で「インターモールド」で表現しております。
カタカナ表記は公式も使用しており、こちらの方が一般的になりつつもあります。

【記事の信頼性】
本記事を書いた私(服部)は2014年から切削加工業界に携わり、2020年から「タクミセンパイ」を運営しています。

工具メーカーで営業として500社以上の切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に訪問し、技術支援をさせていただきました。
また、マーケティングとして展示会とイベントの企画・運営、カタログとWEBサイトの大型リニューアルプロジェクト、ブランディングプロジェクトを経験しました。

営業とマーケティングの経験をもとに、切削加工業界で働く皆さまに向けて本記事を執筆しています。

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インターモールドとは

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金属加工関連の展示会中でも、金型に特化したのがインターモールドです。
インターモールドは、金型展と金属プレス加工技術展と共催という形をとっています。

JIMTOFやMECTと比較すると開催の規模は小さいですが、専門性の高い展示会です。
工作機械メーカーや切削工具メーカーは、金型ユーザーをターゲットとしてブースを設計していますが、部品加工用の製品も展示しているケースも多いです。

インターモールドについて、下記をまとめています。

  • 開催月と開催場所
  • 主催・運営
  • 来場者数の推移
  • インターモールド2024(大阪)
  • インターモールド名古屋(2024)
  • インターモールド2023(東京)実績
  • インターモールド名古屋(2023)実績

開催月と開催場所

インターモールド / 金型展 / 金属プレス加工技術展は、隔年で東京と大阪で開催されています。

2018年から名古屋での開催が始まり、2018年と2019年に連続で開催されました。
2020年も開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、2022年から再開しています。

東京
開催
大阪
開催
名古屋
開催
開催時期4月4月6月
会場東京ビックサイトインテックス大阪ポートメッセなごや

東京および大阪は春(多くは4月)、名古屋は初夏(多くは6月)に開催されています。

東京は東京ビックサイト、大阪はインテックス大阪、名古屋はポートメッセなごやで開催されています。

主催・運営

インターモールドおよび金型展

インターモールドおよび金型展は、一般社団法人日本金型工業会とテレビ大阪が主催で、インターモールド振興会が運営を担当しています。

後援には経済産業省や大阪府などが、協賛には多くの団体が参加しています。

金属プレス加工技術展

金属プレス加工技術展は、一般社団法人日本金属プレス工業協会が主催で、インターモールド振興会が運営を担当しています。

協賛には一般社団法人日本自動車部品工業会、一般社団法人日本鍛圧機械工業会、一般社団法人日本金型工業会などが参加しています。

来場者数の推移

2010年以降の来場者数推移

インターモールド / 金型展 / 金属プレス加工技術展の東京および大阪開催の来場者推移をまとめてみました。
*WEB経由で入手できた最も古い来場者データが2010年だったため、2010年以降の来場者推移のグラフになっています

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~2019年

2011年は東京で開催を予定していましたが、東日本大震災の影響で中止になっています。

2012年~2019年は、インターモールド / 金型展 / 金属プレス加工技術展いずれも来場者数は横ばいです。
東京と大阪で来場者数はほとんど違いがないことがわかります。

2020年~

2020年は大阪と名古屋で開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で中止になりました。

東京で開催されたインターモールド2023は来場者数が2019年と比較して8.3%減少していますが、新型コロナウイルス発生前の来場者数に戻りました。

インターモールド2024(大阪)

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展示会概要

名称インターモールド 2024(第35回金型加工技術展)
金型展2024/ 金属プレス加工技術展2024
会期2024年4月17日(水)〜19日(金)
開催時間10:00~17:00(最終日は16:00まで)
会場インテックス大阪

来場者数は40,000人と予測されています。

2024年から開催日程が4日間(水~土)から3日間(水~金)に変更されました。

会場内では特別企画フェアとして下記が開催されます。

  • 次世代プラスチック加工フェア(協力団体:小松技術士事務所)
  • 3Dプリンティング&AM技術フェア(協力団体:一般社団法人 日本AM協会)
  • 製造業DXフェア鍛造加工技術フェア(協力団体:一般社団法人 日本鍛造協会)
  • 自動車部品製造技術フェア(協力団体:一般社団法人 日本自動車部品工業会)
  • 航空機部品加工技術フェア(協力団体:まんてんプロジェクト)

出展メーカー

インターモールド2024(大阪)に出展する工作機械メーカー(切削)、ツーリングメーカー、切削工具メーカーをまとめました。

工作機械メーカー(切削)

出展社名(五十音順)小間番号
オークマ6B-251
ゴーショー6B-531
新日本工機6B-322
西部電機6B-342
ファナック6B-242
牧野フライス製作所6B-441
安田工業6B-421


ツーリングメーカー

出展社名(五十音順)小間番号
エヌティーツール6B-205
MSTコーポレーション6B-411
大昭和精機6B-302
戸田精機6B-204


切削工具メーカー

海外製品の日本代理店やオリジナル切削工具を扱う商社も含まれており、全ての会社がメーカーではありませんが、こちらの記事では全てメーカーと表現しております。

出展社名(五十音順)小間番号
足立総業6B-206
ジーベックテクノロジー6A-301
大昭和精機6B-302
ダイジェット工業6B-214
日進工具6B-401
マイスター6B-304
三井刻印6B-303
MOLDINO6B-312
ユニオンツール6B-323


タクミセンパイのコラボステッカープレゼント

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*カードスリーブと台座は付属しません


タクミセンパイの「コウサクキカイザー」が三菱電機 放電加工機とコラボして誕生した「ホウデンキカイザー」。
インターモールド2024(大阪)の三菱電機ブース(小間番号:6B-351)の受付にてコラボステッカーをプレゼントします。

そのさん@三菱電機放電加工機ほぼ【公式】」XアカウントフォローでステッカーA、「タクミセンパイ」Youtubeチャンネル登録でステッカーBをゲットできます。

インターモールド2024に参加される方、出展されている方は是非手に入れてください。


インターモールド名古屋(2024)

intermold-nagoya2022

展示会概要

名称インターモールド 名古屋
金型展 名古屋/ 金属プレス加工技術展 名古屋
会期2024年6月26日(水)〜28日(金)
開催時間10:00~17:00(最終日は16:00まで)
会場ポートメッセなごや

来場者数は50,000人と予測されています。

2023年から開催日程が4日間(水~土)から3日間(水~金)に変更されています。

インターモールド 名古屋/金型展 名古屋/ 金属プレス加工技術展 名古屋と同時開催で、AM(アディティブマニュファクチャリング)に関する専門展「AM EXPO 名古屋」が初開催されます。
日本AM協会が主催し、複雑化する製造・設計要求に対応する積層技術をテーマとして、先進的な取り組みや技術の進化など最新情報を提供し、ビジネスマッチングの促進を目指しています。

金型とAMの組み合わせにはポテンシャルがあると期待されていますので、「AM EXPO 名古屋」の結果は気になります。

また、会場内では特別企画フェアとして下記が開催されます。

  • 次世代プラスチック加工フェア(協力団体:小松技術士事務所)
  • 製造業DXフェア鍛造加工技術フェア(協力団体:一般社団法人 日本鍛造協会)
  • 自動車部品製造技術フェア(協力団体:一般社団法人 日本自動車部品工業会)
  • 航空機部品加工技術フェア(協力団体:まんてんプロジェクト)

出展メーカー

インターモールド名古屋(2024)に出展する工作機械メーカー(切削)、ツーリングメーカー、切削工具メーカーを今後公開していていきます。


インターモールド2023(東京)実績

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展示会概要

名称インターモールド 2023(第34回金型加工技術展)
金型展2023/ 金属プレス加工技術展2023
会期2023年4月12日(水)〜15日(土)
会場東京ビックサイト
来場者数39,045人


インターモールド2023(東京)の来場者データ

インターモールド 2023 / 金型展2023 / 金属プレス加工技術展2023の合計来場者数は下記で、例年開催地に限らず金曜日の来場者数が多い傾向にあります。

天候来場者数
4月12日
(水)
晴れ8,834人
4月13日
(木)
晴れ11,626人
4月14日
(金)
晴れ13,803人
4月15日
(土)
4,782人
合計39,045人


出展メーカー

インターモールド2023(東京)に出展した工作機械メーカー(切削)、ツーリングメーカー、切削工具メーカーをまとめました。

工作機械メーカー(切削)

出展社名(五十音順)
キタムラ機械
新日本工機
西部電機
ソディック
ファナック
牧野フライス製作所
安田工業
碌々産業


ツーリングメーカー

出展社名(五十音順)
MSTコーポレーション
大昭和精機


切削工具メーカー

出展社名(五十音順)
イワタツール
ジーベックテクノロジー
大昭和精機
ダイジェット工業
日進工具
ノガ・ウォーターズ
MOLDINO
ユニオンツール



インターモールド名古屋(2023)実績

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展示会概要

名称インターモールド名古屋
金型展 名古屋/ 金属プレス加工技術展 名古屋
会期2023年6月21日(水)〜23日(金)
会場ポートメッセなごや
来場者数26,766人


インターモールド名古屋(2023)の来場者データ

インターモールド名古屋 / 金型展 名古屋 / 金属プレス加工技術展 名古屋の合計来場者数は下記で、例年開催地に限らず金曜日の来場者数が多い傾向にあります。

2023年から開催日程が4日間(水~土)から3日間(水~金)に変更されています。

天候来場者数
6月21日
(水)
晴れのち
曇り
7,701人
6月22日
(木)
雨のち
曇り
9,098人
6月23日
(金)

のち曇り
9,967人
合計26,766人


出展メーカー

インターモールド名古屋(2023)に出展した工作機械メーカー(切削)、切削工具メーカーをまとめました。
ツーリングメーカーの出展はありませんでした。

工作機械メーカー(切削)

出展社名(五十音順)
新日本工機
スギノマシン
牧野フライス製作所

切削工具メーカー

出展社名(五十音順)
日進工具
MOLDINO


金型業界について

インターモールドと関連性の高い金型業界についてまとめた記事も公開しております。

インターモールドまとめ

  • インターモールドは金型に特化した展示会で、隔年で東京と大阪で開催されている。2018年と2019年は名古屋でも開催され、2022年から再開している
  • インターモールドは、金型展と金属プレス加工技術展と共催している
  • 2012年以降、インターモールド / 金型展 / 金属プレス加工技術展いずれも来場者数は横ばい状態
  • 東京と大阪会場で来場者数はほとんど差がない
  • 2024年からインターモールドの開催日程が4日間(水~土)から3日間(水~金)に変更された

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