切削工具をECサイトで購入するにあたり、ミスミとモノタロウの切削工具に関する比較情報を探していませんか。
この記事を書いた私は工具メーカーでの営業・マーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
中立的な立場として調査し、情報をまとめました。
本記事ではミスミとモノタロウにおける切削工具カテゴリ、提供するコンテンツについて比較しています。
この記事を読むことで、ECサイトとしてミスミとモノタロウのどちらで切削工具を購入すべきか判断する参考になります。
製品群の数においてはモノタロウが優れているものの、製品の探しやすさ、再研磨などのサービスの強さで、切削工具のECサイトとしてはミスミが優れていると評価しました。
切削工具が買えるECサイト「ミスミ」と「モノタロウ」を徹底比較
ミスミとモノタロウの切削工具に関して、下記を比較します。
- 階層数・項目数
- 製品群の数
- オリジナルブランド
- サービス・コンテンツ
ミスミとモノタロウの階層数・項目数比較
ミスミとモノタロウの切削工具に関する階層数と項目数を比較していきます。
ミスミの階層数と項目数
ミスミの切削工具に関する項目は、第2階層が16項目、第3階層が79項目あります。
下図がミスミの第2階層と第3階層です。
モノタロウの階層数と項目数
モノタロウの切削工具に関する項目は、第2階層が2項目、第3階層が11項目、第4階層が40項目あります。
下図がモノタロウの第3階層と第4階層です。
ミスミ VS モノタロウ
ミスミの方が階層数が少なく、かつ項目数が多いため、欲しい製品に絞って探すことに優れていると評価します。
ただ、ミスミには切削工具とは関係のない項目も多いため、そのあたりは少し探しにくいと感じました。
ミスミとモノタロウの製品群の数比較
ミスミとモノタロウの切削工具に関する製品群の数を比較していきます。
ミスミとモノタロウの切削工具全ての製品群の数と、名称が完全一致するドリルとリーマの製品群の数が下記となります。
切削工具カテゴリ | ミスミ 製品群の数 | モノタロウ 製品群の数 |
切削工具全て | 16,774 | 36,147 |
– ドリル | 1,709 | 2,982 |
– リーマ | 250 | 842 |
製品群の数では、圧倒的にモノタロウが優れていると評価できます。
製品群の割合比較
ミスミの第2階層16項目、モノタロウの第3階層11項目の製品群を円グラフで表してみました。
ミスミもモノタロウも、(旋削)チップ、エンドミル、(フライスチップ・旋削)ホルダ、ドリルの項目が上位で、全体の75%以上を占めています。
チップに関しては、モノタロウがミスミと比較して製品群の数が多いことがわかります。
ミスミとモノタロウのオリジナルブランド比較
ミスミ、モノタロウともにオリジナルブランドの製品が存在します。
オリジナルブランドを持つことで、安価で提供し、利益率を高く確保していることが考えられます。
ミスミとモノタロウのサービス・コンテンツ比較
ミスミはECサイト内で再研磨サービスと技術情報を、モノタロウは技術情報を提供しています。
ミスミが再研磨サービスを提供していることは、ユーザーからの評価が高いと考えられます。
コンテンツに関しては、両社で大きな差はないと感じました。
編集長コメント
「ミスミとモノタロウを比較」について、いかがでしたか。
製品群の数においてはモノタロウが優れているものの、製品の探しやすさ、再研磨などのサービスの強さで、切削工具のECサイトとしてはミスミが優れていると評価しました。
関連記事
執筆者情報
本記事はタクミセンパイの服部が執筆・編集しました。
私は工具メーカーでの営業とマーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
私(服部)の実績や経歴については「運営について」に記載しています。
タクミセンパイとして収集した最新情報をもとに、ここでしか読めない独自視点の記事や調査データを提供しています。
中立的な立場として発信する情報は、読者から「信頼できる」と高い評価を得ています。
メールマガジンのご案内
タクミセンパイでは月に1回メールマガジンを配信しております。
お届けする内容としては下記になります。
・切削工具・切削加工業界の新着オリジナル記事
・切削工具・切削加工業界のオススメ記事
・イベント情報
・会員優先のキャンペーン・イベント情報
ご興味のある方は「メールマガジンのご案内」ページをご確認ください。
会員登録は無料でいつでも退会可能です。