Xを運用しているが、なかなかフォロワー数が伸びず困っていませんか。
本記事ではXフォロワー5000人を達成するために実践した再現性の高い9つテクニックを、具体例と定量的なデータで紹介しています。
この記事を書いた私は工具メーカーでの営業・マーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
情報発信の1つとして2020年12月からX(切削工具のタクミセンパイ)を開始し、2026年4月にフォロワー5000人を獲得した経験から本記事を書きました。
この記事を読むことで、バズに頼らずXのフォロワー数を増やすためのヒントを得ることができます。
特に切削加工業界の企業アカウントや担当者の方にとって、実務でそのまま使える投稿例を多数紹介しています。
切削加工業界でXフォロワー5000人を達成するために実践した9つのテクニック
「切削工具のタクミセンパイ」として2020年12月からX(当時はTwitter)を開始し、2026年4月にフォロワー5000人を獲得しました。
また、切削加工業界の企業SNSの支援もさせていただいています。
これまで実践してきたSNS運用の経験から、再現性の高いものとして9つのテクニックを紹介します。
Xでフォロワー5000人を達成するまで5年4か月かかったため、即効性はなく地道な取り組みになりますが、企業アカウントと個人アカウントどちらにおいても実践できる内容になっています。
もしこれからXのアカウントを開設する、Xの運用体制を整えたいと考えている方は「企業アカウントがSNSを活用するための運用体制づくりと注意点」と「企業アカウントにおける攻めのSNS運用」の記事をまずはご確認ください。


「切削工具のタクミセンパイ」として、Xフォロワー5000人を達成するために実践した下記9つのテクニックをそれぞれ詳細に紹介していきます。
- アカウント
- 投稿頻度
- 投稿時間
- 投稿内容(テキスト)
- 画像投稿
- 動画投稿
- コミュニケーション
- イベント
- プレゼントキャンペーン
0.Xのアルゴリズムを理解する

Xで成果を出すには、Xのアルゴリズムを理解する必要があります。
XにGrok(AI)が実装されたことで、アルゴリズムにおけるパーソナライズの精度が向上し、変化のスピードが上がりました。
アップデートが定期的に行われるため、リアルタイムでアルゴリズムを理解し続けることは難しいですが、大きな変更があった際は内容を確認することをオススメします。
本記事を説明する上で重要な「クラスター」と「エンゲージメント」について補足します。
Xにおけるクラスターとは
Xでの戦略を考える上で押さえておくべきことの1つが、アルゴリズムにおける「クラスター」の分類です。
Xでは、アルゴリズムによってアカウント情報や投稿からどのような属性を持っているのかが分析され、自動でクラスターが分類されます。
クラスターとは、同じ興味関心を持つユーザーのグループのようなもので、例えば「切削加工に興味があるクラスター」などです。
「切削加工に興味があるクラスター」には、切削工具ユーザー、切削工具メーカー、工作機械メーカー、機械工具販売店などが含まれるイメージです。
Xのアルゴリズムにおいて、クラスターをいかに攻略できるかがポイントになってきます。
Xにおけるエンゲージメントとは
Xでの戦略を考える上で重要なのが「エンゲージメント」です。
エンゲージメントとは、投稿に対してユーザーがどれだけ関与したかを示す指標です。
具体的に、Xにおけるエンゲージメントとして下記などがあります。
- いいね
- リポスト
- リプライ
- ブックマーク
- リンクのクリック
- メディアの表示(画像の拡大・動画の再生)
- プロフィールへのアクセス
- 詳細をクリック①(タイムライン上の投稿をクリックしてその投稿単体の画面を開く)
- 詳細をクリック②(「さらに表示」をクリックして省略された投稿本文を全体表示する)
- 滞在時間(投稿が表示された時間)
エンゲージメントを高めてアルゴリズムから評価してもらうことで、投稿が拡散され、Xでフォロワー数を増やすことができます。
ベンチマークとなるアカウントを決める
ベンチマークとなるアカウントを決めることで、自分の投稿がアルゴリズムから適正に評価されているかを確認できます。
自分の投稿のエンゲージメントが極端に低い場合は、自分のアカウントとフォロー数や投稿頻度、投稿スタイルが近いベンチマークと比較することで、アルゴリズムから正しくクラスター分類されているか確認することが可能です。
アルゴリズムが定期的に変化するため、X全体もしくはクラスター全体でエンゲージメントが上がりにくくなるタイミングが発生するため、ベンチマークを持っておくと安心することができます。
また、ベンチマークとしたアカウントがどのような投稿をして、何が伸びているかを確認することで、伸びる投稿の要素を参考にすることもできます。
1.Xのアカウントにおける戦略

Xにおけるアカウント名、自己紹介文、プロフィール画像(アイコン)、ヘッダー画像(バナー)の設定は、フォロワーを増やす上で重要な要素です。
アカウントの情報もクラスターを意識する必要があります。
タクミセンパイのアカウントを例に、どのようなポイントに気を付けるべきかを紹介します。
Xのアカウント名

どのようなアカウントなのか短く伝える上で、Xのアカウント名は最も重要な情報です。
スマホアプリとPCブラウザ、また利用端末によって表示文字数が異なりますが、アカウント名が長いと後半が隠れてしまうため、短くまとめるか長い場合は前半に重要な情報を記載しましょう。
また、Xアルゴリズムによるクラスターの分類では、アカウント名も1つの判断材料とされているため、アカウント名に属性を表す情報を記載することをオススメします。
Xアルゴリズムとして「プロフィールへのアクセス数」もエンゲージメントの評価指標とされているため、アカウント名で「気になる!」と思わせることも重要です。
タクミセンパイは、通常「切削工具の情報サイト タクミセンパイ」を正式名称として使っています。
ただ、文字数の関係からXアカウント名では「切削工具のタクミセンパイ」を採用し、属性を表す「切削工具」を一番前に入れています。
Xの自己紹介文

どのようなアカウントなのか詳細に伝える上で、Xアカウントの自己紹介文は重要な情報です。
プロフィールを確認した方が、アカウント名だけでは判断できない詳細情報を確認し、フォローするか判断します。
また、Xアルゴリズムによるクラスターの分類では、自己紹介文も1つの判断材料とされているため、自己紹介文のできるだけ先頭に属性を表す情報を記載することをオススメします。
さらに、自己紹介文に定量的な実績や評価を記載することも重要とされているため、できるだけ記載しましょう。
タクミセンパイでは、Xアカウントの自己紹介文の先頭に「切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト」を記載し、アカウント名(切削工具のタクミセンパイ)より詳細な属性情報を記入しています。
また、「月7000人以上が訪れるWEBサイトで~」にて定量的な実績を記載しています。
Xのプロフィール画像
Xのプロフィール画像(アイコン)は、会社や組織、個人をビジュアルで瞬時に気付いてもらう重要な情報です。

特に意識した方がいいことは、通知一覧に表示されるプロフィール画像は上図のように非常に小さいため、小さくなっても認識できるシンプルな画像が理想的です。
Xのヘッダー画像

どのようなアカウントなのかビジュアルで伝える上で、Xアカウントのヘッダー画像(バナー)も重要な情報です。
プロフィールを開くと、ヘッダー画像の情報がまず目に入ってくるため、アカウントの属性を表すような画像を設定することをオススメします。
タクミセンパイでは、切削工具を持った作業着の男女、工作機械のロボットを採用し、「切削工具と切削加工業界」の属性をヘッダー画像でも表現しています。
2.Xの投稿頻度における戦略

Xでフォロワーを増やすためには、投稿を見てもらい、アカウントが存在することに気付いてもらう必要があります。
Xの理想的な投稿頻度と、投稿ネタとして参考になる情報を紹介します。
Xの理想的な投稿頻度
Xアカウントの存在を知ってもらうためには、投稿頻度は多い方が良いです。
具体的には、毎日1投稿を基本として、理想としては毎日1~3投稿を目指す必要があります。
ただし、クラスター内でエンゲージメントを高める上では、量(投稿頻度)より質(投稿内容)が重要になるため、後述「4.Xの投稿内容(テキスト)における戦略」もあわせて確認してください。
Xで投稿頻度を重視しすぎて陥りやすいのが、朝の挨拶などを毎日全く同じテキストで投稿してしまうケースです。
全く同じテキストの連続投稿は、スパムアカウントと判定されてアカウントが凍結される恐れがあるので注意してください。
誤字に気付いて削除し、修正して再投稿してしまうことも同じテキストの連続投稿と判断される可能性があるため注意です。
Xの投稿ネタ
毎日投稿するとなると、投稿するネタに困る方も多いと思います。
タクミセンパイとして平日毎日投稿を5年以上続けていますが、継続のコツは習慣化です。
習慣化するまでの参考として、切削加工業界と関連付けやすい投稿ネタとして下記3つのテーマを紹介します。
記念日・イベント・メディアについて代表的なものをまとめているので参考にしてみてください。
- 記念日に関連付けた投稿
- イベント出展・参加に関する投稿
- メディア掲載に関する投稿
| カテゴリ | 代表例 |
| 記念日 | ・3月4日(雑誌の日) ・3月21日(バルブの日) ・4月1日(はがねの日) ・4月18日(発明の日) ・5月9日(工具の日) ・5月20日(世界計量記念日) ・6月1日(ねじの日) ・6月5日(ロゴマークの日) ・6月10日(ロボットの日) ・6月25日(無事故の日) ・7月5日(切削工具の日) ・7月10日(潤滑油の日・オイルの日) ・8月5日(ハコの日) ・8月7日(機械の日) ・8月10日(バリ取りの日) ・8月23日(油の日) ・10月3日(センサの日) ・10月9日(道具の日) ・11月8日(刃物の日) ・11月12日(パレットの日) ・11月25日(金型の日) ・12月1日(鉄の記念日) ・12月17日(飛行機の日) |
| イベント | ・JIMTOF(ジムトフ) ・MECT(メクト) ・MEX金沢 ・インターモールド ・機械要素技術展 ・切削工具フェス ・メーカー主催の展示会 ・各地のプライベートショー |
| メディア | ・日刊工業新聞 ・金型しんぶん ・ものづくりレビュー ・日本産機新聞 ・流通機工新聞 ・中部機工新聞 ・名古屋機工新聞 ・機械技術 ・機械と工具 ・ツールエンジニア ・生産財マーケティング ・日経ものづくり |
記念日を利用したタクミセンパイの投稿例を紹介します。
タクミセンパイの上記投稿は、11月12日の「パレットの日」に関する投稿です。
記念日に関する投稿は、#(ハッシュタグ)を使用し、記念日の由来を簡潔に説明しつつ、記念日に関連した画像を用意できると理想的です。
タクミセンパイの上記投稿は、バレンタインデーに合わせた投稿です。
誰もが知る記念日を、業界にあわせた内容で投稿することも有効です。
タクミセンパイの上記投稿は、七夕について投稿したものですが、画像がなくてもテキストのみで業界にあわせた内容を表現することも可能です。
後述「Xの投稿内容(テキスト)における戦略」に記載していますが、投稿頻度を増やしつつ、所属するクラスターでエンゲージメントが高まる内容を意識する必要があります。
企業アカウントが発信すべきこと
企業のSNSアカウントを運用している場合は、WEBサイトに掲載するほどではない情報がSNS投稿においては価値になります。
例えば下記のような情報はSNSの投稿ネタとして有効であるため、積極的に写真を撮影して投稿することをオススメします。
- 社内会議や社内イベントの様子
- 社外イベントの様子(展示会やプライベートショー)
- 取引先との交流の様子(*撮影と投稿の許可必須)
- 製作物(カタログやチラシ、ノベルティなど)
- 会社の歴史に関する資料
- 年代物の古い設備(特に工作機械など)
3.Xの投稿曜日・投稿時間における戦略

Xで投稿頻度を増やしても、見てもらいやすい曜日や時間でなければ「いいね」や「リポスト」を獲得できず、エンゲージメントを高めることができません。
自分のクラスターがXを見ている曜日や時間を狙った投稿が必要です。
「切削加工に興味があるクラスター」に属するタクミセンパイXアカウントのオーディエンスデータを用いて、オススメの投稿曜日と投稿時間を紹介します。
Xのオススメ投稿曜日

上図は平日に毎日投稿しているタクミセンパイXアカウントのオーディエンスデータ(28日間のインプレッション数で集計:2026年6月)です。
切削加工に興味があるクラスターでは、平日は月曜日・火曜日・水曜日・木曜日で投稿が比較的見られており、金曜日は見られにくい傾向があります。
*タクミセンパイでは毎週火曜日に新記事を公開してSNSで告知しているため、火曜日のインプレッションが高い傾向があります
そのため、Xのオススメ投稿曜日をまとめると下記になります。
| 投稿する曜日 | オススメ度 |
| 月曜日 | ◎ |
| 火曜日 | ◎ |
| 水曜日 | ◎ |
| 木曜日 | ◎ |
| 金曜日 | △ |
タクミセンパイでは、重要な投稿を基本的には月曜日・火曜日・水曜日・木曜日に投稿するように運用しています。
Xのオススメ投稿時間

上図は平日朝7時頃に毎日1回以上投稿しているタクミセンパイXアカウントのオーディエンスデータ(28日間のインプレッション数で集計:2026年6月)です。
切削加工に興味があるクラスターでは、朝7~8時に比較的投稿が見られており、この時間の投稿をオススメします。
*タクミセンパイでは毎週火曜日に新記事を公開してSNSで朝7時に告知しているため、火曜日のインプレッションは夜まで高い傾向があります
なぜ朝7~8時がよく見られているかというと、切削加工に興味があるクラスターでは出勤前の移動時間でXを閲覧・投稿しているアカウントが多く、この時間は切削加工業界以外の企業アカウントの投稿が少ないため、クラスター内の活動が濃いためです。
Xアルゴリズムは投稿直後のエンゲージメント(「いいね」や「リポスト」の数)を重視しているので、朝7~8時の時間に合わせて投稿し、反応の初動を高めることが重要です。
PC版のXでは予約投稿が可能なので、企業アカウントは予約機能で朝7~8時に投稿しましょう。
一方、平均的な勤務時間である8~18時は閲覧時間が分散してしまうだけでなく、閲覧はできても勤務中に反応するのが難しいなどの理由から、朝7~8時と比較して投稿が伸びない傾向があります。
また、退勤後を狙った投稿については、出勤より退勤の方が会社・個人ごとのバラツキが大きく、分散していため投稿が伸びにくいです。
4.Xの投稿内容(テキスト)における戦略

Xがよく見られている曜日・時間帯に毎日投稿しても、戦略のない投稿内容(テキスト)では「いいね」や「リポスト」を獲得できず、エンゲージメントを高めることができません。
所属するクラスターでエンゲージメントを高めるため、量(投稿頻度)より質(投稿内容)を意識する必要があります。
切削加工に興味があるクラスターに属するタクミセンパイXアカウントのオーディエンスデータと投稿を例に用いて、投稿内容をどのように考えるべきかを紹介します。
クラスターに属するアカウントを理解する
クラスターに属するアカウントを理解することで、投稿ネタの参考にすることができます。
切削加工業界のアカウント中心で構成されたタクミセンパイXアカウントのオーディエンスデータを参考として紹介します。
タクミセンパイのオーディエンスデータ(年齢)

上図はタクミセンパイXアカウントのオーディエンスデータ(28日間のインプレッション数で集計:2026年6月)で確認した年齢です。
「35~44歳」が32.4%で最も多く、次いで「25~34歳」が21.5%、「45~54歳」が17.5%でした。
切削加工業界のアカウントは「25~54歳」が71.4%を占めているため、この年齢に通じる投稿ネタは優先度として高くなります。
タクミセンパイのオーディエンスデータ(年齢)

上図はタクミセンパイXアカウントのオーディエンスデータ(28日間のインプレッション数で集計:2026年6月)で確認した性別です。
切削加工業界のアカウントは「男性」が83.7%で多く、男性を意識した投稿ネタは優先度として高くなります。
タクミセンパイのオーディエンスデータ(端末)

上図はタクミセンパイXアカウントのオーディエンスデータ(28日間のインプレッション数で集計:2026年6月)で確認した端末です。
「iOS」が66.8%で最も多く、次いで「Android」が19.0%、「Web」が14.2%でした。
切削加工業界のアカウントはスマホでの閲覧が85%以上と多いものの、Webも14.2%と一定数存在しているため、オフィスにおいてPCで見られることも想定した投稿ネタが理想的です。
Xの投稿内容(テキスト)に属性情報を含める
Xアルゴリズムでは、投稿内容(テキスト)やアカウント情報から属性を判断してクラスターを分類し、同じクラスター内のアカウントに優先的に投稿を表示させる仕組みになっています。
例えば、切削加工に興味があるクラスター内に属するアカウント同士で、投稿が優先的に表示されるイメージです。
自分のアカウントを切削加工のクラスターに分類させるためには、投稿する内容に切削加工に関連した属性情報を含める必要があります。
そして、クラスターとの紐づけをより強くするためには、切削加工のクラスターに属したアカウントから多くのエンゲージメント(「いいね」や「リポスト」)を獲得しなければなりません。
タクミセンパイでは投稿内容の8割程度を切削関連として投稿し、テキスト内に「切削加工」「切削工具」「工作機械」などを意識して入れるように運用しています。
Xの投稿でブックマークを狙う
Xのアルゴリズムがエンゲージメントを決める指標の1つとして「ブックマーク」があります。
ブックマークの数を増やすために、あとで確認したいと思ってもらえる重要な情報や興味深い情報を投稿内容に記載してみましょう。
また、投稿テキストもしくはリンク先のページを長文にすることで、「あとでゆっくり読もう」と思わせてブックマークを狙う方法も有効です。
タクミセンパイの上記投稿は、300以上のブックマークを獲得しています。
おそらく「興味がある」と思った方が、リンク先の記事で詳しく紹介しているので「あとでゆっくり読もう」とブックマークを押してくれたのだと予想します。
Xの投稿において滞在時間と詳細クリックを増やす
Xのアルゴリズムがエンゲージメントを決める指標の1つとして、滞在時間(投稿の表示時間)があります。
ここでの「投稿の表示時間」とは、画面をスクロールせずに投稿を何秒間表示していたかの時間です。
タクミセンパイの上記投稿はJIMTOF2024と2026の変化を比較した内容で、文字数は標準の全角140文字(半角280文字)以内ですが、数字を比較していることで単純な文章より読んで理解するのに時間がかかり、滞在時間を増やす工夫をしています。
標準の全角最大140文字(半角280文字)以内であっても、しっかり読んで理解したい投稿内容であれば、滞在時間を増やすことが可能です。
あわせて、タイムライン上の投稿をクリックしてその投稿単体の画面を開いたり、省略された全文に対して「さらに表示」をクリックした回数である「詳細クリック」も、Xアルゴリズムでエンゲージメントを決める指標とされています。

タクミセンパイの上記投稿は、標準の全角最大140文字(半角280文字)以内で、改行が多い場合に自動で反映された「さらに表示」のサンプルです。
「X Premium」であれば最大25,000文字まで投稿することができ、標準の文字数を超えると「さらに表示」が表示されます。
「読んでみたい」と思ってもらえる内容であることが前提ですが、最後まで読みたくなる長文もしくは改行の多い内容を投稿することで、「さらに表示」をクリックさせ、アルゴリズムの評価を獲得することが可能です。
タクミセンパイの上記投稿は、2万以上のインプレッションを獲得しました。
あえて長文にして、企画内容の前半部分のみを投稿に表示させ、詳細情報を「さらに表示」クリックで読めるように設計し、エンゲージメントを増やしました。
タクミセンパイの上記投稿は、長文で歴史的な工作機械を解説しています。
ただし、この方法は「さらに表示」を押してもらえない可能性があるというリスクがあります。
フォロワーに興味をもってもらえる内容であり、かつ最後まで読んでもらえるようなケースにおいて活用できる方法です。
Xの投稿内容(テキスト)における注意点

Xアルゴリズムの仕様として、外部SNSおよび外部サイトへのリンクを本文に貼るとマイナス評価(デブースト)される可能性があるので注意です。
外部SNS(InstagramやYouTubeなど)へのリンクは貼らず、外部サイトへのリンクはリプライに記載して運用しましょう。
また、「いいねしてください」「リポストお願いします」などの反応を依頼する投稿はXアルゴリズムからマイナス評価される可能性が高いので注意です。
他には、#(ハッシュタグ)の多用もXアルゴリズムからスパムと判定される可能性があります。
Xでの投稿においては#を最大2個として、内容に応じて適切に使用しましょう。
基本的な考えとして、Xの中だけでコミュニケーションが健全に活性化する仕組みが重視されていると理解するのが良いと思います。
5.Xの画像投稿における戦略

Xにおいて大量の投稿がフィードに流れてくる中で、自分の投稿に気付いてもらうためには、画像投稿は必須と言えます。
また、Xアルゴリズムのエンゲージメントを決める指標においても、画像の表示が重要となります。
タクミセンパイXアカウントの投稿を例に用いて、画像の有効な利用方法と注意点を紹介します。
Xで反響の良い投稿ネタ
タクミセンパイのこれまでの経験上、極端に大きい・小さいものと古いものに関する写真、顔出しの集合写真はエンゲージメントが高い傾向があります。
身近なところや外出先に大きい・小さいもの、古いものがないか探してみてはいかがでしょうか。
大きい・小さいものはサイズがわかる比較対象と一緒に撮影し、古いものは年代がわかる情報(製造年月日)を確認してテキストに記載するのが理想的です。
タクミセンパイの上記の投稿は、切削工具に見える美術品を紹介しています。
比較対象と撮影できず大きさが伝わりづらいのですが、野外にある美術品ということでそれなりの大きさをイメージしてもらえたのではないでしょうか。
タクミセンパイの上記の投稿は、射出成型機のプラモデルを紹介しています。
プラモデルのランナー・箱と一緒に撮影することで、本来の大きさより極端に小さいことを伝えています。
また、タクミセンパイの上記の投稿は、あえてテキストで詳細を説明せず、「わかる人にはわかる」古くて歴史的に重要な工作機械を紹介しています。
情報を詳細に記載せず、リプライなどでの盛り上がりを期待するような方法もあります。
タクミセンパイの上記の投稿は、イベント参加者の顔出し集合写真です。
顔出しの写真を投稿する際は、事前に顔出しが問題ないか確認しておきましょう。
Xの業界鉄板ネタ
Xで盛り上がる業界鉄板の画像ネタについて紹介します。
鉄板ネタの1つが、名古屋駅から見える「モード学園スパイラルタワーズ」を巨大なエンドミルと表現する上記投稿です。(画像は同じで内容を変えて投稿)
こちらは前述の「Xで反響の良い投稿ネタ」で紹介した、極端に大きなものにも該当します。
他には、工作機械に見えるJALの「自動手荷物預け機」を使った上記投稿です。(画像は同じで内容を変えて投稿)
各社のこだわりノベルティを複数並べた写真も業界の中では反響の良い投稿です。
同じクラスターに属するアカウントからのエンゲージメントを増やすためには、業界内で人気の鉄板ネタの活用は外せません。
画像を使って滞在時間を増やす
テキストを多く含む画像を投稿し、画像内の文字を読んでもらうことで滞在時間(表示時間)を増やすことが可能です。
画像内にTipsを複数記載してじっくり読んでもらう方法がよく使われていますが、上記投稿のように図面を投稿することで業界関係者に「じっくり見てみたい」と思わせる方法もあります。
生成AIの活用
今では生成AIを使って自由に画像が生成できるようになり、AIならではのユニークな画像やありえない画像を生成することが可能です。
写真投稿時の注意点
写真を撮影する際の注意点としては、会社の機密情報や取引先の情報、許可をもらっていない人の顔が入らないようにすることです。
それらの情報が含まれないような撮影を意識し、どうしても入ってしまう場合はモザイク処理をかけましょう。
生成AI利用時の注意点
生成AI利用時の注意点としては、誤った内容や誤解させてしまう内容を含めた画像を利用しないことです。(例:誤った方法で機械の操作をしている人物のイラスト)
また、生成AIの画像をよく思わない方も一定数いるため多用しすぎないことです。
6.Xの動画投稿における戦略

Xにおいて、動画を活用した投稿は「いいね」と「リポスト」を獲得する上で有効な方法です。
また、Xアルゴリズムのエンゲージメントを決める指標においても、動画の再生が重要となります。
タクミセンパイXアカウントの投稿を例に用いて、動画の有効な利用方法と注意点を紹介します。
動画の有効な活用方法
Xのアルゴリズムは、「動画の再生数」「視聴維持率(最後まで再生されたか)」をエンゲージメントを決める指標としています。
Xに投稿する動画のポイントは、再生したくなるような導入、最後まで再生してもらえる飽きない内容です。
Xで最後まで見てもらいやすい動画の長さとして30秒程度、もし自信がある内容であればアルゴリズムの評価としては1分程度がオススメです。
タクミセンパイの上記投稿は、工作機械がロボットに変形するというテキストとあわせることで、「見てみたい」「最後はどのように変形するか知りたい」を狙った18秒の動画です。
動画利用時の注意点
動画利用時の注意点としては、Xのアルゴリズムが他SNSのリンクに対してマイナス評価をする仕様であるため、YouTubeのリンクを貼ることはオススメしません。
Xとして適切な長さの動画を用意し、直接動画ファイルとしてアップロードして投稿することをオススメします。
スマホでXを見ている人においては、電波状況やシチュエーション(電車の中で音が出せない)によっては動画を再生できないケースもあるため、動画投稿は万能ではないことは意識しておく必要があります。
7.Xのコミュニケーションにおける戦略

Xアルゴリズムの特徴として、アカウント間のコミュニケーションが重視されています。
前述の1~6だけを実施してもXのフォロワー数が伸びない理由は、アカウントが一方的な投稿になっており、コミュニケーションを実施していないことが原因であることが多いです。
Xでアカウント間のコミュニケーションが重要な理由が2つあり、それぞれ紹介していきます。
アルゴリズムから高く評価されるリプライ
Xでコミュニケーションが重要な理由の1つが、「いいね」と「リポスト」と比較し、「リプライ(コメント)」の数がエンゲージメントの中でアルゴリズムから高く評価されることです。
リプライがアルゴリズムから高く評価される理由は、リプライを記入している時間が滞在時間を増やしていること、リプライの内容が新たなコンテンツになるためです。
リプライをしてもらうためには、投稿内容にコメントしたくなる要素を含める必要があります。
タクミセンパイの上記投稿は、昔の工作機械がたくさん見られる施設について、フォローからの情報提供を求めたものです。
こちらは前述の「Xで反響の良い投稿ネタ」のテクニックも活かし、古い工作機械をテーマにしています。
フォロワー達成記念やアカウント開設日などはお祝いコメントをもらいやすい投稿なので、積極的に発信しましょう。
アカウント中の人についても発信可能な場合は、誕生日を投稿ネタにしてコメントをもらうことができます。
リプライをしてもらうためには、投稿内容だけではなくアカウントとしての日々の行動が重要です。
「一方的に発信だけしているアカウント」「リプライしても返信がないアカウント」はリプライが付きにくい傾向があります。
リプライ数が伸びないことが原因で、Xアルゴリズムから評価してもらえていない可能性があります。
Xアカウントの運用としては、自分の投稿におけるリプライに返信し、他アカウントの投稿へ積極的に「いいね」や「リプライ」をするなどのコミュニケーションを通じて、リプライにウェルカムな姿勢を発信する必要があります。
前述「3.Xの投稿曜日・投稿時間における戦略」で決めた時間に投稿を続けていくと、いつも「いいね」や「リポスト」、時々「リプライ」をしてくれるアカウント(常連アカウント)に出会うことができます。
いつも反応してくれる理由は相手もその時間にXを習慣的に使っているからであり、常連アカウントとのコミュニケーションに力を入れて双方でリプライしやすい関係を構築することをオススメします。
コミュニケーションによって強化されるクラスターの紐づき
Xでコミュニケーションが重要な2つ目の理由が、クラスターの紐づけが強化されることです。
Xにおけるクラスターの分類は、アカウント名や自己紹介文、投稿内容(テキスト)だけでなく、どのようなアカウントをフォローし、どのような投稿に反応しているかもアルゴリズムに見られています。
そのため、自分のアカウントの属性と同じアカウントをフォローし、クラスター内で積極的に交流し、一方でクラスター外のアカウントとの交流を控える必要があります。
例えば、切削加工に興味があるクラスターにおいては、切削加工関連のアカウントを中心にフォローし、それらの投稿に積極的に「いいね」や「リポスト」をする必要があります。
アルゴリズムを考えると、企業アカウントの場合は競合アカウントであってもフォローし、競合の投稿にも積極的に反応をすることがクラスターを強める戦略となります。
全く同じ属性を持つ競合アカウントとの交流が、クラスター攻略の近道となります。
8.Xのイベントを活用した戦略

Xイベントの活用によって、普段の投稿では繋がることが難しいアカウントと接点がつくれる可能性があります。
フォロワーの拡大を目指している方は、業界関係者が参加するXのイベントを積極的に活用しましょう。
イベント名の#をXの投稿に活用する
大型展示会の開催中および開催前後は、関連した投稿が#(ハッシュタグ)とあわせてたくさん投稿されます。
同じ#がたくさん利用されることで、アルゴリズムによって関連したアカウント同士がクラスターとして紐づけられやすくなります。
また、展示会の情報(新製品やノベルティなど)を求める方が、#を用いた検索をする機会が増えます。
切削加工業界ではJIMTOFやMECTなどが大型展示会としてXの投稿が増えるため、開催中のイベント名#(例:#JIMTOF2024)を用いることでエンゲージメントを高めることが可能です。
展示会の出展社・参加者でなかったとしても、展示会の#を用いることで新たなアカウントと出会うことができるため、積極的に活用してみましょう。
Xの#イベントに参加する
参加自由の#(ハッシュタグ)イベントに参加することで、参加したアカウント同士が出会いやすくなります。
自分のアカウントと相性が良い#イベントを見つけたら、参加条件を確認した上で投稿に活用しましょう。
タクミセンパイの上記投稿は、日刊工業新聞社が主催した「#みんなでつくる日刊工フェア」に参加した時のものです。
オススメ本の中から、タクミセンパイの属性と関連した「切削工具」と「工作機械」をテーマとした2冊を選んで投稿しました。
イベントとは少し異なりますが、その時に流行っている#(ハッシュタグ)を利用して、業界ネタを投稿することもオススメします。
Xの#イベントを開催する
他アカウントを巻き込んだXイベントを自ら開催することで、新規フォロワーの獲得が期待できます。
具体的には独自の#(ハッシュタグ)を決め、投稿のルールを案内してみんなに投稿してもらう方法です。
上記はタクミセンパイが主催したXイベントで、切削工具の画像・動画を「#切削工具の日」とあわせて投稿してもらいました。
投稿に対してコメントを入れることで、さらにイベントを盛り上げることができました。

特定のハッシュタグもしくはキーワードが短時間でたくさん投稿されると、上記のように「本日のニュース」として扱われる可能性もあり、同じクラスター内に情報が届きやすくなります。
ただし、「本日のニュース」はアルゴリズムによってパーソナライズされており、フォローしているアカウントや過去の「いいね!」などの情報を元に特定のアカウントに対してのみ表示されています。
9.プレゼントキャンペーンの実施

短時間で劇的にフォロワー数を増やす方法が、「フォロー」&「リポスト」でのプレゼントキャンペーンです。
こちらは企業アカウントにおいて実践しやすいテクニックです。
プレゼント条件に「フォロー」を入れることでフォロワーが増えますが、それ以上に「リポスト」によって情報が爆発的に拡散されるため、見てもらえる機会が増えることに価値があります。
当選者にDMで連絡し、発送先を確認してプレゼントする方法だと企画側の負担が大きくなります。
オススメは展示会と連携し、「フォロー」&「リポスト」画面を会場で確認してプレゼントすることによって、連絡先確認&発送の負担を減らすだけでなく、展示会の集客にも貢献できます。
プレゼントキャンペーンのデメリットとしては、プレゼントのみを目的にフォローするアカウントが一定数存在するため、クラスターの分類に影響してしまう点です。
対策として、業界人が喜ぶオリジナルノベルティを用意することで、同じクラスターからの反応を多く集めつつ、クラスター外からの反応を抑えることができます。
タクミセンパイで過去用意したプレゼントが、タクミセンパイとコウサクキカイザーのステッカー2枚セットです。
タクミセンパイが好きなアカウントだけが欲しいプレゼントで、さらに「想い」を込めてクラスターに刺さるストーリーを届けました。
編集長コメント
「切削加工業界でXフォロワー5000人を達成するために実践した9つのテクニック」いかがでしたか。
ここまでタクミセンパイの投稿例として紹介したものは、投稿が伸びたあくまで一部です。
全ての投稿が伸びているわけではなく、上手くいかないことがほとんどです。
アルゴリズムが定期的に変化するXにおいて、投稿量を増やすことで試行錯誤の回数を増やし、PDCAを高速で回していくしかないと考えます。
アルゴリズムの最新情報のインプットと、試行錯誤の繰り返しにより、Xを上手く運用していくことが今は必要です。
私も常に勉強中ですが、一緒にフォロワーを増やしていきましょう。
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執筆者情報

本記事はタクミセンパイの服部が執筆・編集しました。
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私(服部)の実績や経歴については「運営について」に記載しています。
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