切削工具と切削加工業界の情報を発信するポータルサイト「タクミセンパイ」をご覧いただきありがとうございます。
当サイトを運営する編集長の服部です。
本記事では「Xアンケートで切削工具ユーザー（工作機械で切削加工されている方）に聞いた生産管理システムの利用状況」について、2024年の調査結果をまとめています。
【記事の信頼性】
本記事を書いた私（服部）は2014年から切削加工業界に携わり、2020年から「タクミセンパイ」を運営しています。
工具メーカーで営業として500社以上の切削工具ユーザー（工作機械で切削加工されている方）に訪問し、技術支援をさせていただきました。
また、マーケティングとして展示会とイベントの企画・運営、カタログとWEBサイトの大型リニューアルプロジェクト、ブランディングプロジェクトを経験しました。
営業とマーケティングの経験をもとに、切削加工業界で働く皆さまに向けて本記事を執筆しています。
Xで生産管理システム利用状況をアンケート調査
「生産管理システム利用状況」についてXでアンケート調査を実施しました。
| 調査方法 | タクミセンパイXアカウントのアンケート機能 |
| 調査期間 | 2024年3月13日（水）～14日（金） |
アンケートでは下記2点を調査しています。
- 生産管理システムの利用状況
- 生産管理システムを利用していない理由
切削工具を普段利用している切削工具ユーザー（工作機械で切削加工されている方）を対象としてアンケートをお願いしておりますが、Xでは回答者のプロフィールを確認できないため、参考情報として考えていただければと思います。
生産管理システムの利用状況
切削工具を普段利用している切削工具ユーザー（工作機械で切削加工されている方）に対して、生産管理システムの利用状況について下記3つの選択肢から1つを選んでいただきました。
- 利用している
- これから利用予定
- 利用していない
39人が回答したXのアンケート結果が下記となります。
（回答だけ見たい人がいたずらに選択しないように「回答結果を見る」を選択肢に入れています）
「回答結果を見る」を除いて作成したグラフが下記です。
「利用している」方が46％で最も多いことがわかりました。
「これから利用予定（11%）」と合算すると半数を超えており、2社に1社程度が生産管理システムを利用していると考えられます。
ただし、SNSをされている＝ITリテラシーが高いと考えると、Xで実施したアンケート結果は「利用している」割合が高く出ている可能性があります。
生産管理システムを利用していない理由
切削工具を普段利用している切削工具ユーザー（工作機械で切削加工されている方）に対して、生産管理システムを利用していない理由について下記3つの選択肢から1つを選んでいただきました。
- 費用負担が大きい
- 導入を検討する人材・時間がない
- 必要性を感じていない
39人が回答したXのアンケート結果が下記となります。
（回答だけ見たい人がいたずらに選択しないように「回答結果を見る」を選択肢に入れています）
「回答結果を見る」を除いて作成したグラフが下記です。
「必要性を感じていない」と回答した人が最も多い55％でした。
Excel等の管理で十分対応できるなどの理由があるのか、必要性を感じていない方が半数を占めるという結果でした。
「費用負担が大きい（17%）」「導入を検討する人材・時間がない（28％）」と回答した人は、今後の状況次第では導入を検討する余地があるかもしれません。
編集長コメント
「【2024年】切削加工業界の生産管理システム利用状況」いかがでしたか。
切削加工業界のIT活用の1つとして「生産管理システム」があると考えます。
「これから利用予定」の方が一定数いたり、「費用負担が大きい（17%）」「導入を検討する人材・時間がない（28％）」という理由で現在利用していない人がいるため、今後導入状況は変化していくかもしれません。
こちらのアンケートは今後も継続的に実施していきます。
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