切削工具と切削加工業界の情報を発信するポータルサイト「タクミセンパイ」をご覧いただきありがとうございます。
当サイトを運営する編集長の服部です。
本記事では「インターモールドの回り方」について解説しています。
「参加されるユーザーの皆様、特に初めて参加される方に対して、会場内の回り方・情報収集の仕方」がわかる記事を目指して執筆しました。
本記事と同じ主旨で書いている2023年版の最新記事は「【2023年】インターモールドの回り方」をご覧ください。
*本来は「INTERMOLD」が正しい表記ですが、本記事では読みやすさ重視で「インターモールド」で表現しております。
カタカナ表記は公式も使用しており、こちらの方が一般的になりつつもあります。
【記事の信頼性】
本記事を書いた私(服部)は2014年から切削加工業界に携わり、2020年から「タクミセンパイ」を運営しています。
工具メーカーで営業として500社以上の切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に訪問し、技術支援をさせていただきました。
また、マーケティングとして展示会とイベントの企画・運営、カタログとWEBサイトの大型リニューアルプロジェクト、ブランディングプロジェクトを経験しました。
営業とマーケティングの経験をもとに、切削加工業界で働く皆さまに向けて本記事を執筆しています。
インターモールドの回り方
インターモールド2021に参加される方に向けて、参加前の準備、会場内の歩き方・情報収集の仕方について説明しています。
展示会に初めて参加する場合は、先輩や機械工具販売店の方と一緒に行くことをオススメします。
展示方法は出展企業によってさまざまで、初めて参加する人にとってはどんな企業か分かりにくいケースもありますので、知っている方が一緒だと事前情報を持ってブースに入ることができます。
加えて、下記を解説していきます。
- インターモールド2021について
- オススメの訪問日
- 事前準備
- 事前入場登録とセミナー予約
- 来場に適した服装
- 荷物対策
- ランチ
- 記録
- 会場へのアクセス
インターモールドについて
金属加工関連の展示会中でも、金型に特化したのがインターモールドです。
インターモールドは、金型展と金属プレス加工技術展と共催という形をとっています。
JIMTOFやMECTと比較すると開催の規模は小さいですが、専門性の高い展示会です。
工作機械メーカーや工具メーカーは、金型ユーザーをターゲットとしてブースを設計していますが、部品加工用の製品も展示しているケースも多いです。
そのため、部品加工に関わるユーザーの参加もオススメです。
インターモールド / 金型展 / 金属プレス加工技術展については、「【2021年】インターモールドとは」で詳しく説明しています。
インターモールド2021
新型コロナウイルスの発生で2020年が中止となり、2年ぶりに東京で開催されます。
名称 | インターモールド 2021(第32回金型加工技術展) 金型展2021 / 金属プレス加工技術展2021 |
会期 | 2021年4月14日(水)〜17日(土) |
会場 | 東京ビッグサイト 青海展示棟 |
来場者数は50,000人と予測されています。
インターモールドオンライン2021
今回、2021年5月18(火)~28日(金)の期間に、アフターインターモールドとしてオンラインでも開催されます。
4月の展示会出展企業情報をアーカイブとして情報提供を継続しつつ、開催終了後も、製品情報や最新技術の情報更新・配信するようです。
詳しくは、公式ページをご覧ください。
オススメの訪問日
東京で開催された2015年、2017年、2019年の曜日ごとの来場者が下記となります。
(インターモールド / 金型展 / 金属プレス加工技術展の来場者数の合計)
2015年 | 2017年 | 2019年 | |
水曜日 | 8,702 | 8,246 | 8,917 |
木曜日 | 11,182 | 10,812 | 10,191 |
金曜日 | 14,191 | 13,928 | 14,114 |
土曜日 | 13,228 | 12,951 | 93,63 |
例年、金曜日が最も混みます。
新型コロナウイルス感染のリスクを避ける上でも、混雑していない日程にできる限り参加しましょう。
最終日(土曜日)は、出展企業のスタッフもブースを離れて視察してることが多いので、もし会いたいスタッフがいる場合は、最終日は避けましょう。
オススメは来場者数が少ない初日の水曜日です。
事前準備
効率的に視察するために、事前に訪問予定の企業を会場マップに記入しておきましょう。
当日人の流れにまかせてあてもなく視察してしまうと、見落としが発生してしまいます。
もちろん事前に想定していなかった偶然の出会いがあるのも展示会のいいところですが、確実に見たい出展企業を忘れないように用意しておきましょう。
会場でも紙の会場マップを配布していますが、インターモールドの公式サイトにPDFの会場マップが公開されているため、事前に印刷して記入しておくことをオススメします。
入手することができれば、日本産機新聞が製作・配布している無料のガイドブック、ポケットガイドの活用をオススメします。
(こちらのページで、インターモールド2017のポケットガイドを確認できます。)
会場で無料配布しているのですが、展示会の1週間前ごろに日本産機新聞のWEBサイトで事前プレゼントの応募をしていることがあるので確認してみましょう。
ポケットガイドのコンテンツとしては、出展企業一覧、会場マップ、各社のみどころ(注目企業)、セミナースケジュール、お食事情報などがあります。
ジャケットのポッケに入る手のひらサイズで、広げやすい会場地図が付属しているので、会場で活躍します。
事前入場登録とセミナー予約
今回、新型コロナウイルスの影響で、事前入場登録が必須となりました。
公式サイトの入場方法を事前に確認し、登録及び参加証の持参を忘れないようにしましょう。
展示会の会期中には、事前予約が必要なセミナーと、予約が不要なセミナーが開催されます。
予約が必要なセミナーは、早い段階で埋まってしまう可能性が高いため、インターモールドに参加することが決まった場合、早めに登録しましょう。
来場に適した服装
開催時期の4月は当日の天候や気温によりますが、おそらく冷房など空調が効いてはいますが、機械の稼働と人の多さで時間帯によっては暑かったりしますので、調整できる服装で参加することをオススメします。
荷物対策
2021年開催の青海展示棟は仮設会場のため、コインロッカーがない、もしくはほとんどないため、荷物を預けない前提で参加しましょう。
多くのブースを訪問すると、カタログなどの資料の数が膨大となり、かなりの重さになります。
大型のバックを配っている会社も多いので、先に大きなバッグを配布している出展メーカーに行くのもオススメです。
ランチ
気を付けなければいけないのが、会場でのランチです。
最近の展示会の傾向ですと、キッチンカーが来ていることが多いですが、ランチ前後は人が混み、買うまでにもかなり時間がかかります。
しかも、新型コロナウイルスの影響で、キッチンカーの数が少なかったり、感染対策で提供に時間がかかることも考えられます。
ゆっくりご飯を食べる必要がなければ、事前にコンビニなどでおにぎりなど買っておくことをオススメします。
記録
会場での写真撮影は展示会の主催と出展企業で制限されている場合がありますので、展示物を撮影する場合は事前に出展企業のスタッフに確認しましょう。
ブース内で撮影がOKな場所とNGな場所がある場合もありますので、撮影許可に関するPOPがないか確認しましょう。
撮影OKの場合は、社内共有のためにも写真を残しておくと伝わりやすいのでオススメです。
会場へのアクセス
会場へのアクセス方法は、公式サイトに公開されています。
2021年は、青海展示棟で開催されますのでご注意ください。
電車で参加する場合は、東京テレポート駅および青海駅が最寄駅です。
- りんかい線「東京テレポート駅」下車 徒歩約2分
- ゆりかもめ「青海駅」下車 徒歩約4分
インターモールドの回り方まとめ
- 初めて参加する場合は、先輩や機械工具販売店の方と一緒に行くのがオススメ
- 例年金曜日の来場者数が最も多く、最終日の土曜日は出展企業のスタッフがブースにいないことが多い
- 来場者数が少ない水曜日の参加がオススメ
- 事前に会場マップを用意し、ブースに入る予定の出展企業をまとめておく
- 事前に来場登録、セミナー予約を済ませておく
- 体温を調整できる服で、荷物をできる限り少なくして参加する
- ランチは混むので、コンビニなどで買って持ち込むのも選択肢としてアリ
- 撮影OKの場合は、社内共有のために写真をたくさん撮っておく
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