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【2026年】金型業界の今を統計データで徹底分析

金型業界の今がわかる統計データをまとめて確認したいですか

この記事を書いた私は工具メーカーでの営業・マーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
2026年時点で公開されている統計データをわかりやすく表現、一部組み合わせて本記事を執筆しました。

本記事では日本の金型生産額・数量・単価、需要業界別の金型生産金額構成、世界の金型生産高と輸出・輸入先、金型製造業の事業所・従業員数の推移をまとめています。
この記事を読むことで、日本の金型業界の現状を過去データと比べ、世界との比較で把握することができます。

日本は金型生産高が2023年と1991年比較で約27%減少し、金型製造業所の事業所が2023年と1986年比較で約65%減少、従業員数が約30%減少しています。

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金型業界の今を統計データで徹底分析

2026年現在の金型業界を把握するために、下記の情報についてまとめました。

  • 金型生産額・数量・単価
  • 需要業界別の金型生産金額構成
  • 型種別の金型生産額
  • 都道府県別の金型生産額
  • 世界の金型生産高
  • 金型の輸出金額
  • 金型の輸入金額
  • 金型製造業の事業所数・従業員数



金型生産額・数量・単価

金型生産額の推移、金型生産額・数量・単価の変化についてまとめています。

金型生産額の推移(1982-2023)

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製造業事業所調査(旧 工業統計)より作成


上記グラフは、金型生産額の推移(1982年~2023年)をまとめたものです。

日本金型工業会がまとめた、製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサス(産業編)のデータを利用しています。
(工業統計は2020年に廃止、以降は製造業事業所調査を使用。2011年・2015年・2020年は工業統計調査が実施されなかったため、経済センサス(産業編)を使用)

1991年が金型生産額のピークで、その後二度の下降と上昇を繰り返し、リーマンショックで大ダメージを負いました。
2011年以降、ゆっくりと金型生産額が回復し、横ばい状態となっています。

金型の生産額がピークだった1991年(平成3年)は1兆9,575億円で、2023年は1兆4,332億円であるため、生産額が約27%減少しています。


金型生産額・数量・単価の変化(2007-2024)

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機械統計(経済産業省)より作成


上記グラフは、金型生産額、数量、単価(金型生産額/数量)の変化(2007年~2024年)をまとめたものです。
機械統計(経済産業省)のデータを利用しています。

金型数量は2011年以降減少しています。
また金型生産額は2022年以降は微減し、金型単価は横ばい状態です。




需要業界別の金型生産金額構成

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日本金型工業会調べより作成


上記グラフは、需要業界別の金型生産金額構成(2024年)をまとめたものです。
日本金型工業会調べのデータを利用しています。

2022年のデータから業界の分類方法が変更されました。
例えば2022年は「自動車用」と「二輪自動車用」だったものが2024年では「「自動車・二輪・輸送用車両機器」で1つの項目に変わりました。

「自動車・二輪・輸送用車両機器」の金型が多く、72%を占めています
EV化の流れは2年前と比較すると落ち着き、ハイブリッド車が注目されていますが、金型にどのように影響するか注目です。



型種別の金型生産額

型種別の金型生産額についてまとめています。

型種別の金型生産額(2024年)

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機械統計(経済産業省)より作成


上記グラフは、型種別の金型生産額(2024年)をまとめたものです。
機械統計(経済産業省)のデータを利用しています。

プラスチック型が最も多く38%、次いでプレス型が37%を占めています。
2位のプレス型ですが、自動車のEV化による影響は大きいと予想されています。


型種別の金型生産額 2024年・2022年・2020年・2007年比較

型種別の金型生産額の変化(2024年・2022年・2020年・2007年)をまとめたものが下記です。
機械統計(経済産業省)のデータを利用しています。

2024年2022年2020年2007年
プラスチック型1,229億円1,312億円1,272億円1,791億円
プレス型1,174億円1,487億円1531億円1,945億円
ダイカスト型392億円374億円389億円483億円
鍛造型201億円194億円175億円205億円
ゴム型79億円74億円76億円120億円
鋳造型52億円45億円59億円136億円
粉末冶金型43億円44億円57億円78億円
ガラス型27億円25億円26億円45億円
合計3,198億円3,556億円3,584億円4,804億円


プラスチック型生産額について、2024年は2007年と比較して約31%減少しています。
プレス型生産額について、2024年は2007年と比較して約40%減少しています。

2022年はプレス型が1位、プラスチック型が2位でしたが、2024年は順位が逆転してプラスチック型が1位になりました。

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機械統計(掲載産業省)より作成


上記グラフは、型種別の金型生産額の変化(2024年・2022年・2020年・2007年)をまとめたものです。
機械統計(経済産業省)のデータを利用しています。



都道府県別の金型生産額

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製造業事業所調査(旧 工業統計)より作成


上記グラフは、都道府県別の金型生産額の上位5県(2023年)をまとめたものです。
製造業事業所調査(旧 工業統計)のデータを利用しています。

愛知県が圧倒的に金型の生産額が大きく、2位の大阪の2倍以上あります。
また、プレス型とプラスチック型は他県と比較して生産額が最も大きくなっています。



世界の金型生産高

世界の金型生産高についてまとめています。

世界の金型生産高(2024年)

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ISTMA Statistical Book 2024より作成


上記グラフは、世界の金型生産高(2024年)をまとめたものです。
ISTMA Statistical Book 2024のデータを利用していますが、各国のデータ調査年が異なりますのでご注意ください。

世界の金型生産高上位は中国、アメリカ、日本、韓国、ドイツとなっています。
1位の中国は日本の約7倍の生産高です。



世界の金型生産高 2024年・2021年・2019年比較

世界の金型生産高(2024年・2021年・2019年)をまとめたものが下記です
ISTMA Statistical Book 2024・2021・2019のデータを利用しています。

2024年2021年2019年
中国77,208億円50,526億円39,394億円
アメリカ23,028億円16,367億円21,047億円
日本10,778億円15,438億円14,752億円
韓国9,496億円8,037億円6,955億円
ドイツ6,667億円5,807億円6,239億円
その他11,719億円11,060億円11,091億円
合計138,896億円107,235億円99,478億円


中国の金型生産高は2021年から2024年にかけて約53%増加しています。

世界の金型生産高合計について、2024年は2019年と比較して約40%増加しています。
中国の金型生産髙について、2024年は2019年と比較して約90%増加し、大きく成長しています。

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ISTMA Statistical Book2024・2021・2019より作成


上記グラフは、世界の金型生産高の変化(2024年・2021年・2019年)をまとめたものです。
ISTMA Statistical Book 2024・2021・2019のデータを利用しています。



金型の輸出金額

金型の輸出金額についてまとめています。

金型の輸出金額(2025年)

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上記グラフは、日本の金型輸出金額(2025年)をまとめたものです。
貿易統計(財務省)のデータを利用しています。

日本の金型輸出金額上位はアメリカ、タイ、中国、メキシコ、ベトナムとなっています。
2022年から中国が2位から3位、ベトナムが7位から5位に変わりました

日本は世界の金型生産高1位の中国と2位のアメリカに対して、輸出しています。


金型の輸出金額 2025年・2022年・2020年比較

日本の金型輸出金額の変化(2025年・2022年・2020年)をまとめたものが下記です。
貿易統計(財務省)のデータを利用しています。

2025年2022年2020年
アメリカ715億円605億円646億円
タイ253億円252億円275億円
中国229億円326億円443億円
メキシコ213億円174億円157億円
ベトナム86億円90億円89億円
インドネシア71億円159億円108億円
インド61億円91億円67億円
その他412億円290億円366億円
合計2,040億円1,987億円2,151億円


中国への金型輸出金額は2022年から2025年にかけて約30%減少しています。

日本の金型輸出金額合計について、2025年は2020年と比較して約5%減少しています。
中国に対する金型輸出金額について、2025年は2020年と比較して約48%減少しています。

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貿易統計(財務省)より作成


上記グラフは、日本の金型輸出金額の変化(2025年・2022年・2020年)をまとめたものです。
貿易統計(財務省)のデータを利用しています。



金型の輸入金額

金型の輸入金額についてまとめています。

金型の輸入金額(2025年)

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貿易統計(財務省)より作成


上記グラフは、日本の金型輸入金額(2025年)をまとめたものです。
貿易統計(財務省)のデータを利用しています。

日本の金型輸入金額上位は中国、韓国、タイとなっています。
日本は世界の金型生産高1位の中国から輸入しています。


金型の輸入金額 2025年・2022年・2020年比較

日本の金型輸入金額の変化(2025年・2022年・2020年)をまとめたものが下記です。
貿易統計(財務省)のデータを利用しています。

2025年2022年2020年
中国773億円679億円512億円
韓国274億円398億円396億円
タイ104億円82億円73億円
その他188億円177億円164億円
合計1339億円1,336億円1,145億円


中国からの金型輸入金額は2022年から2025年にかけて約14%増加しています。

日本の金型輸入金額合計について、2025年は2020年と比較して約17%増加しています。
中国からの金型輸入金額について、2025年は2020年と比較して約50%増加しています。

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貿易統計(財務省)より作成


上記グラフは、日本の金型輸入金額の変化(2025年・2022年・2020年)をまとめたものです。
貿易統計(財務省)のデータを利用しています。



金型製造業の事業所数・従業員数

金型製造業の事業所数と従業員数についてまとめています。

金型製造業の事業所数・従業員数推移(1986-2023)

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製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサスより作成


上記グラフは、金型製造業の事業所・従業員数の推移(1986年~2023年)をまとめたものです。

日本金型工業会がまとめた、製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサス(産業編)のデータを利用しています。
(工業統計は2020年に廃止、以降は製造業事業所調査を使用。2011年・2015年・2020年は工業統計調査が実施されなかったため、経済センサス(産業編)を使用)

金型製造業の事業所数と従業員数はともに減少しています。
2023年は1986年と比較して、金型製造業の事業所数が約65%減少、従業員数が約30%減少しています。

事業所数の減少が従業員数より大きい理由は、金型製造業は従業員数9名以下の企業が6割、19名以下の企業が8割を占めているからです。

労働人口と金型製造業の従業員数推移(1986-2023)

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労働力調査および製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサスより作成


上記グラフは、労働人口と金型製造業の従業員数の推移(1986年~2023年)をまとめたものです。

総務省統計局が実施する労働力調査と、日本金型工業会がまとめた製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサス(産業編)のデータを利用しています。

労働力人口とは、15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口のことです。
日本の人口が減少する中、労働力人口が増加しているのは、専業主婦などの女性や高齢者の労働参加が進んだことが大きく影響しています。
労働人口について、2023年は1986年と比較して約15%増加しています。

金型製造業の従業員数について、2023年は1986年と比較して約30%減少しています。
つまり、労働人口は増加しているものの、金型製造業の従業員数は減少している現状がわかります。


金型製造業の事業所数 従業員規模(2023年)

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製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサスより作成


上記グラフは、金型製造業の事業所数 従業員規模(2023年)をまとめたものです。
日本金型工業会がまとめた、製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサス(産業編)のデータを利用しています。

9人以下の金型製造業の事業所が61%を占めています。


金型製造業の事業所数 従業員規模 2023年・2021年・2019年・2002年比較

金型製造業の事業所数 従業員規模の変化(2023年・2021年・2019年・2002年)をまとめたものが下記です。
日本金型工業会がまとめた、製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサス(産業編)のデータを利用しています。

2023年2021年2019年2002年
9人以下2640所2,629所4,803所9,037所
10人~19人799所813所938所1,241所
20人~29人385所377所391所511所
30人~99人404所443所476所481所
100人以上93所95所88所82所
合計4,321所4,357所6,696所11,352所


金型製造業の事業所数合計について、2023年は2002年と比較して約62%減少しています。
「9人以下」の金型製造業の事業所について、2023年は2002年と比較して約71%減少しています。

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製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサスより作成


上記グラフは、金型製造業の事業所数 従業員規模の変化(2023年・2021年・2019年・2002年)をまとめたものです。
日本金型工業会がまとめた、製造業事業所調査(旧 工業統計)および経済センサス(産業編)のデータを利用しています。

金型業界の今を統計データで徹底分析まとめ

  • 1991年が金型生産額のピークで、その後二度の下降と上昇を繰り返し、リーマンショックで大ダメージを負う。2011年以降、ゆっくりと回復し、横ばい状態
  • 金型生産高について、2023年は1991年と比較して約27%減少
  • 金型数量は2011年以降減少し、金型生産額は微増し横ばい状態
  • 需要業界別の金型生産金額構成(2024年)について、圧倒的に自動車・二輪・輸送用車両機器が多く、728%を占めている
  • 型種別の金型生産額(2024年)について、プラスチック型が最も多く38%、次いでプレス型が37%を占めている
  • プラスチック型生産額について、2024年は2007年と比較して約31%減少。プレス型生産額について、2024年は2007年と比較して約40%減少
  • 都道府県別の金型生産額の上位5県(2023年)について、愛知県が圧倒的に金型の生産額が大きく、2位の大阪の2倍以上
  • 世界の金型生産高(2024年)について、上位は中国、アメリカ、日本、韓国、ドイツ。1位の中国は日本の約7倍
  • 世界の金型生産高合計について、2024年は2019年と比較して約40%増加。中国の金型生産髙について、2024年は2019年と比較して約90%増加
  • 日本の金型輸出金額(2025年)について、上位はアメリカ、タイ、中国、メキシコ、ベトナム。2022年から中国が2位から3位、ベトナムが7位から5位に変化
  • 日本の金型輸出金額合計について、2025年は2020年と比較して約5%減少。中国に対する金型輸出金額について、2025年は2020年と比較して約48%減少
  • 日本の金型輸入金額(2025年)について、上位は中国、韓国、タイ
  • 日本の金型輸入金額合計について、2025年は2020年と比較して約17%増加。中国からの金型輸入金額について、2025年は2020年と比較して約50%増加
  • 金型製造業の事業所・従業員数の推移(1986年~2023年)について、事業所数と従業員数はともに減少。2023年は1986年と比較して、事業所数が約65%減少、従業員数が約30%減少
  • 労働人口について、2023年は1986年と比較して約15%増加。金型製造業の従業員数について、2023年は1986年と比較して約30%減少。つまり、労働人口は増加しているものの、金型製造業の従業員数は減少
  • 金型製造業の事業所数 従業員規模(2023年)について、9人以下の事業所が61%を占めている
  • 金型製造業の事業所数 従業員規模の変化(2023年・2021年・2019年・2002年)について、事業所数合計について、2023年は2002年と比較して約62%減少。「9人以下」の事業所について、2023年は2002年と比較して約71%減少

編集長コメント

「【2026年】金型業界の今を統計データで徹底分析」いかがでしたか。

切削加工業界としても重要な産業「金型」について、最新データをわかりやすくまとめてみました。

こちらのテーマは、2年に一度まとめています。
データから感じることは日本の金型は非常に厳しい状況であるということ、そして中国の変化が大きいことです。

2024年に公開した「【2024年】金型業界の今を統計データで徹底分析」とあわせて、データを確認してみてください。

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執筆者情報

hattori


本記事はタクミセンパイの服部が執筆・編集しました。

私は工具メーカーでの営業とマーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
私(服部)の実績や経歴については「運営について」に記載しています。

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