オリジナル記事

【2023年】切削工具・切削工具メーカーに求められること【twitterアンケート調査】

切削工具と切削加工業界の情報を発信するポータルサイト「タクミセンパイ」をご覧いただきありがとうございます。
当サイトを運営する編集長の服部です。

本記事では「twitterアンケートで調査した切削工具・切削工具メーカーに求められること」について、2023年の情報をまとめています。
「切削工具の開発・マーケティング」について参考となる記事を目指して執筆しました。

【記事の信頼性】
本記事を書いた私(服部)は2014年から切削加工業界に携わり、2020年から「タクミセンパイ」を運営しています。

工具メーカーで営業として500社以上の切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に訪問し、技術支援をさせていただきました。
また、マーケティングとして展示会とイベントの企画・運営、カタログとWEBサイトの大型リニューアルプロジェクト、ブランディングプロジェクトを経験しました。

営業とマーケティングの経験をもとに、切削加工業界で働く皆さまに向けて本記事を執筆しています。

メルマガ会員募集 メルマガ会員募集

twitterで調査した切削工具に関するアンケート

twitter


「切削工具」についてtwitterで下記4つのアンケート調査を実施しました。
(調査期間:2023年1月11日(水)~13日(金))

  • 切削工具メーカーに求める要素として最も重視しているもの
  • 切削工具の「製品力」で最も重視しているもの
  • 切削工具の「性能」で最も重視しているもの
  • 切削工具メーカーの「サービス力」で最も重視しているもの


切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)を対象としてアンケートをお願いしておりますが、twitterでは回答者のプロフィールを確認できないため、参考情報として考えていただければと思います。

切削工具メーカーに求める要素として最も重視しているもの

切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に対して、切削工具メーカーに求める要素として最も重視しているものとして、下記3つの選択肢から1つを選んでいただきました。

  • 製品力
  • サービス力
  • ブランド力


30人が回答したtwitterのアンケート結果が下記となります。


切削工具メーカーに求められるのは「製品力」が66.7%で1位となりました。
具体的な製品力について詳しくは、次のアンケートで確認しています。

切削工具の「製品力」で最も重視しているもの

切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に対して、切削工具の「製品力」で最も重視しているものとして、下記4つの選択肢から1つを選んでいただきました。

  • 性能
  • 品質
  • コストパフォーマンス
  • ラインアップ


17人が回答したtwitterのアンケート結果が下記となります。


コストパフォーマンスという表現に複数の要素が含まれていると気付き、再度下記4つの選択肢から1つを選んでいただきました。

  • 性能
  • 品質
  • 価格
  • ラインナップ


27人が回答したtwitterのアンケート結果が下記となります。


切削工具の製品力に求められるのは「性能」が48.1%で1位となりました。
切削工具メーカーに求められるのは「製品力」であり、その中でも「性能」が最も重視されていることがわかりました。

切削工具の「性能」で最も重視しているもの

切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に対して、切削工具の「性能」で最も重視しているものとして、下記4つの選択肢から1つを選んでいただきました。

  • 高速加工ができる
  • 高精度加工ができる
  • 工具が長寿命
  • 加工面粗さの改善


20人が回答したtwitterのアンケート結果が下記となります。


切削工具の性能に求められるのは「工具が長寿命」が55%で1位となりました。
切削工具メーカーに求められるのは「製品力」であり、その中でも「性能」が最も重視されており、さらにその中でも「工具が長寿命」が重視されていることがわかりました。

切削工具メーカーの「サービス力」で最も重視しているもの

切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に対して、切削工具メーカーの「サービス力」で最も重視しているものとして、下記4つの選択肢から1つを選んでいただきました。

  • 納期
  • 相談対応レベル
  • 相談対応スピード
  • 提供コンテンツ


twitterのアンケート結果が下記となります。


切削工具メーカーのサービス力に求められるのは「納期」が43.8%で1位となりました。


切削工具メーカーが考える「良い工具」

日本産機新聞2021年2月20日号の「特集 良い工具」において、切削工具メーカーが考える「良い工具」の条件が紹介されていました。
詳しくは「日本産機新聞の特集「良い工具」が熱い」で紹介しています。

切削工具メーカーの「良い工具」の条件を私なりに5つに分類した結果が下記となります。

  • 顧客にとって最適な工具であること
  • ある分野においてトップの性能を発揮できる工具であること
  • 安心して選択できる工具であること
  • 機械工具販売店にとって売りやすい工具であること
  • (汎用工具において)なんでもできる工具であること


切削工具メーカーの「良い工具」の条件にtwitterアンケート結果をあわせることで、「良くて売れる工具」を開発できるのではと考えます。

編集長コメント

「twitterアンケートで調査した切削工具・切削工具メーカーに求められること」いかがでしたか。

切削工具メーカーに求められるのは「製品力」で、その中でも「性能」が最も重視されており、さらにその中でも「工具が長寿命」が重視されていることがわかりました。

長寿命であることは必達条件であり、さらに特徴がある切削工具がユーザーに響くと考えられます。
今回のアンケート結果から考えれば、「工具が長寿命 > 高精度加工ができる > 加工面粗さが改善 > 高速加工ができる」の優先度で、複数達成した切削工具をユーザーは求めていることになります。

切削工具メーカーのサービス力に求められるものとして「納期」が1位となりました。
ラインナップが多い切削工具ですが、即納が可能になるように、常に在庫を最適化する取り組みが切削工具メーカーに求められています。

関連記事

メールマガジンのご案内

mail-magazine-taku-kumi


タクミセンパイでは月に1回メールマガジンを配信しております。

お届けする内容としては下記になります。

・切削工具・切削加工業界の新着オリジナル記事
・切削工具・切削加工業界のオススメ記事
・イベント情報
・会員優先のキャンペーン・イベント情報

ご興味のある方は「メールマガジンのご案内」ページをご確認ください。

会員登録は無料でいつでも退会可能です。

Copyright ©  2020 タクミセンパイ. All Rights Reserved.