MECT(MECHATRONICS TECHNOLOGY JAPAN/メクト)に初めて参加する・久々に参加するので、事前準備・回り方の参考となる情報を知りたいと困っていませんか。
この記事を書いた私は工具メーカーでの営業・マーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
2015年からMECTに3回参加した経験をもとに本記事を執筆しました。
本記事では国内最大級の工作機械見本市「MECT」について、2021年最新データをもとオススメの訪問日、事前準備、会場情報、記録、会場へのアクセス方法をまとめています。
この記事を読むことで、MECTの視察で時間を有効活用できます。
MECTは国内最大級の工作機械見本市として開催規模が大きいため、事前準備が重要です。初めて参加する場合は、先輩や機械工具販売店の方と一緒に回ることをオススメします。
本記事と同テーマで書いた最新の記事として「MECTに初めて参加する方は必見!事前準備・回り方ガイド2023」を公開しています。
MECT事前準備・回り方ガイド2021
MECT2021に参加される方に向けて、参加前の準備、会場内の歩き方・情報収集の仕方について説明しています。
MECTについて
1987年にスタートした国内最大級の工作機械見本市です。
国内ではJIMTOFに次いで規模の大きな、自動車産業の中心地である名古屋で開催される展示会です。
新型コロナウイルスの影響で、昨年(2020年)はJIMTOFがオンラインのみでの開催となったため、アフターコロナ以降で最大規模のリアル工作機械見本市となりました。
工作機械メーカーや切削工具メーカーが、このイベントに合わせて新製品を発表しています。
久々にリアルで製品を見ることを楽しみにしている方が多くいらっしゃるかと思います。
MECTについては、「【2021年】MECTとは」で詳しく説明しています。
MECT2021について
2019年から2年ぶりの開催です。キャッチコピーは「キカイを探そう」。
名称 | メカトロテックジャパン2021 MECHATRONICS TECHNOLOGY JAPAN2021 (略称:MECT2021) |
会期 | 2021年10月20日(水)〜23日(土) |
開催時間 | 10:00~17:00(最終日は16:00まで) |
会場 | ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場) 1号館・2号館・3号館 |
新型コロナウイルスの感染予防策としてスペースや通路を確保するため、小間数を例年より1割削減されています。
来場者数は80,000人と予測されています。
MECTのオススメ訪問日
2017年と2019年の曜日ごとの来場者が下記となります。
2017年 | 2019年 | |
水曜日 | 18,397人 | 16,250人 |
木曜日 | 19,886人 | 19,948人 |
金曜日 | 26,207人 | 26,653人 |
土曜日 | 27,815人 | 27,393人 |
例年、金曜日と土曜日が混みます。
新型コロナウイルス感染のリスクを避ける上でも、混雑していない日程にできる限り参加しましょう。
最終日(土曜日)は、出展企業のスタッフもブースを離れて視察してることが多いので、もし会いたいスタッフがいる場合は、最終日は避けましょう。
オススメは来場者数が少ない水曜日と木曜日です。
MECTの事前準備
訪問企業・ブースの下調べ
効率的に視察するために、事前に訪問予定の出展企業を会場マップに記入しておきましょう。
当日、人の流れにまかせてあてもなく視察してしまうと、見落としが発生してしまいます。
もちろん事前に想定していなかった偶然の出会いがあるのも展示会のいいところですが、確実に見たい出展企業を忘れないように用意しておきましょう。
会場でも紙の会場マップを配布していますが、MECT2021の公式サイトにPDFの会場マップが公開されているため、事前に印刷して記入しておくことをオススメします。
入手することができれば、金型新聞社・日本産機新聞社が発行している無料のガイドブック、「ポケットガイド」の活用をオススメします。
(こちらのページで、インターモールド2017の「ポケットガイド」を確認できます。)
「ポケットガイド」のコンテンツとしては、出展企業一覧、会場マップ、各社のみどころ(注目企業)、セミナースケジュールなどがあります。
ジャケットのポッケに入る手のひらサイズで、広げやすい会場地図が付属しているので、会場で活躍します。
ポートメッセなごやの正面出入口などに設置されています。
また、MECT公式の「ガイドブック」と「ポケットマップ」も会場で配布されていますので、こちらもあわせてご活用ください。
「公式ガイドブック」と「ポケットマップ」は、ほぼすべての出入口に設置されており、比較的見つけやすいです。
事前入場登録とセミナー予約
来場について、事前入場登録が推奨されています。
公式サイトの入場方法を事前に確認し、登録および入場証の持参を忘れないようにしましょう。
展示会の会期中には、事前予約が必要なセミナーが開催されます。
セミナーは早い段階で埋まってしまう可能性が高いため、MECTに参加することが決まった場合、早めに登録しましょう。
聴講無料の出展社ワークショップも開催されていますので、公式サイトのスケジュールを確認してみましょう。
公式サイトの連載企画
MECT2021の公式メディア「月刊生産財マーケティング」「SEISANZAI Japan」「robot digest」とのコラボ企画として、MECT2021の公式サイトで連載企画が公開されています。
展示会の進捗状況や出展者情報、主催企業の企画の詳細などが掲載されています。
事前の情報収集や当日移動中の読みものとしていかがでしょうか。
MECT当日の会場情報
来場に適した服装
開催時期の10月は当日の天候や気温によりますが、機械の稼働と人の多さで時間帯によっては暑かったりしますので、調整できる服装で参加することをオススメします。
荷物対策
たくさんのブースを訪問すると、カタログなどの資料の数が膨大となり、かなりの重さになります。
大型のバックを配っている会社も多いので、先に大きなバッグを配布している出展メーカーに行くのもオススメです。
会場にはコインロッカーがありますが、数が限られていますので、利用したい場合は早めに確保しましょう。
ランチ
気を付けなければいけないのが、会場でのランチです。
最近の展示会の傾向ですと、キッチンカーが来ていることが多いですが、ランチ前後は人が混み、買うまでにもかなり時間がかかります。
しかも、新型コロナウイルスの影響で、キッチンカーの数が少なかったり、感染対策で提供に時間がかかることも考えられます。
ゆっくりご飯を食べる必要がなければ、事前にコンビニなどでおにぎりなど買っておくことをオススメします。
MECT会場での記録について
会場での写真撮影は展示会の主催と出展企業で制限されている場合がありますので、展示物を撮影する場合は事前に出展企業のスタッフに確認しましょう。
ブース内で撮影がOKな場所とNGな場所がある場合もありますので、撮影許可に関するPOPがないか確認しましょう。
撮影OKの場合は、社内共有のためにも写真を残しておくと伝わりやすいのでオススメです。
MECT会場へのアクセス方法
会場へのアクセス方法は、公式サイトにも公開されています。
電車で参加する場合は、金城ふ頭駅が最寄駅です。
- あおなみ線「金城ふ頭駅」下車 徒歩約8分
MEC事前準備・回り方ガイドまとめ
- 初めて参加する場合は、先輩や機械工具販売店の方と一緒に行くのがオススメ
- 例年金曜日と土曜日の来場者数が最も多く、最終日の土曜日は出展企業のスタッフがブースにいないことが多い
- 来場者数が少ない水曜日と木曜日の参加がオススメ
- 事前に会場マップを用意し、ブースに入る予定の会社をまとめておく
- 事前に来場登録、セミナー予約を済ませておく
- 体温を調整できる服で、荷物をできる限り少なくして参加する
- ランチは混むので、コンビニなどで買って持ち込むのも選択肢としてアリ
- 撮影OKの場合は、社内共有のために写真をたくさん撮っておく
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執筆者情報
本記事はタクミセンパイの服部が執筆・編集しました。
私は工具メーカーでの営業とマーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
私(服部)の実績や経歴については「運営について」に記載しています。
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