切削工具ユーザーが選ぶオススメの切削工具とは

切削工具メーカーや機械工具販売店、ECサイトが売りたい切削工具ではなく、同業者（切削工具ユーザー）が選ぶオススメの切削工具情報を知りたくないでしょうか。

この記事を書いた私は工具メーカーでの営業・マーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
中立的な立場としてアンケートを設計し、調査を実施しました。

本記事では切削工具ユーザーのアンケート調査結果から、切削工具ユーザーが選ぶオススメの切削工具メーカー*を紹介しています。

この記事を読むことで、切削工具メーカー*の切削工具種類別の人気を知ることができ、切削工具の選定に役立てることができます。

＊海外製品の日本代理店やオリジナル製品を扱う商社も含まれており、全ての会社がメーカーではありませんが、こちらの記事では全てメーカーと表現しております。

切削工具ユーザーが選ぶオススメの切削工具とは

タクミセンパイが切削工具ユーザー（工作機械で切削加工されている方）にアンケートを依頼し、回答結果をポイントとして集計しランキングを公開しています。
ランキングの仕組みについて詳しくはこちら。

このランキングを見ることで、切削工具ユーザーが選ぶオススメの切削工具を知ることができます。
広告などの影響を受けず、中立的な立場として実施したアンケート結果を元に作成したランキングは、読者から「信頼できる」と高い評価を得ています。

切削工具の種類ごとに切削工具ユーザーがオススメするメーカーを紹介します。

ミーリング工具

オススメのフェイスミルメーカー

フェイスミルメーカーに関して実施したアンケート内容は下記です。

対象メーカー数	22社
集計期間	2020年11月～2023年12月
回答数	19名

フェイスミルメーカー22社のランキングTOP5は下記となり、この5社は切削工具ユーザーが選んだ特にオススメのメーカーです。

1位：三菱マテリアル
2位：タンガロイ
3位：京セラ
4位：住友電工ハードメタル
5位：サンドビック

アンケート対象の22社一覧や6位以降の結果については「フェイスミルメーカーの最新ランキングページ」をご確認ください。

切削工具ユーザーがオススメしているポイントについても紹介します。

三菱マテリアルのフェイスミルに関するオススメポイントが下記です。

住友電工ハードメタル、タンガロイ、サンドビック、オーエスジーのフェイスミルに関するオススメポイントが下記です。

オススメの面取りカッターメーカー

面取りカッターメーカーに関して実施したアンケート内容は下記です。

対象メーカー数	43社
集計期間	2020年11月～2023年12月
回答数	23名

面取りカッターメーカー43社のランキングTOP5は下記となり、この5社は切削工具ユーザーが選んだ特にオススメのメーカーです。

1位：イワタツール
1位：ジーベックテクノロジー
3位：富士元工業
4位：BIG DAISHOWA
5位：栄工舎

アンケート対象の43社一覧や6位以降の結果については「面取りカッターメーカーの最新ランキングページ」をご確認ください。

切削工具ユーザーがオススメしているポイントについても紹介します。

イワタツールの面取りカッターに関するオススメポイントが下記です。

ジーベックテクノロジーの面取りカッターに関するオススメポイントが下記です。

富士元工業、栄工舎、BIG DAISHOWAの面取りカッターに関するオススメポイントが下記です。

ドリリング工具

オススメのドリルメーカー

ドリルメーカーに関して実施したアンケート内容は下記です。

対象メーカー数	43社
集計期間	2020年11月～2023年12月
回答数	25名

ドリルメーカー43社のランキングTOP5は下記となり、この5社は切削工具ユーザーが選んだ特にオススメのメーカーです。

1位：オーエスジー
2位：不二越
3位：三菱マテリアル
4位：住友電工ハードメタル
5位：京セラ

アンケート対象の43社一覧や6位以降の結果については「ドリルメーカーの最新ランキングページ」をご確認ください。

切削工具ユーザーがオススメしているポイントについても紹介します。

オーエスジーのドリルに関するオススメポイントが下記です。

不二越、住友電工ハードメタル、京セラのドリルに関するオススメポイントが下記です。

アンケート対象の27社一覧や6位以降の結果については「リーマメーカーの最新ランキングページ」をご確認ください。

切削工具ユーザーがオススメしているポイントについても紹介します。

エフ・ピー・ツールのリーマに関するオススメポイントが下記です。

日研工作所、岡崎精工のリーマに関するオススメポイントが下記です。

アンケート対象の13社一覧や6位以降の結果については「ボーリングメーカーの最新ランキングページ」をご確認ください。

切削工具ユーザーがオススメしているポイントについても紹介します。

BIG DAISHOWAのボーリングに関するオススメポイントが下記です。

三菱マテリアル、京セラ、グーリングジャパン、住友電工ハードメタルのボーリングに関するオススメポイントが下記です。

オススメのタップメーカー

タップメーカーに関して実施したアンケート内容は下記です。

対象メーカー数	13社
集計期間	2020年11月～2023年12月
回答数	23名

タップメーカー13社のランキングTOP5は下記となり、この5社は切削工具ユーザーが選んだ特にオススメのメーカーです。

1位：オーエスジー
2位：彌満和製作所
3位：不二越
4位：田野井製作所
5位：エムーゲ・フランケン

アンケート対象の13社一覧や6位以降の結果については「タップメーカーの最新ランキングページ」をご確認ください。

切削工具ユーザーがオススメしているポイントについても紹介します。

オーエスジーのタップに関するオススメポイントが下記です。

彌満和製作所、不二越、田野井製作所のタップに関するオススメポイントが下記です。

ターニング工具

オススメの旋削加工用の内径・外径工具メーカー

旋削加工用の内径・外径工具メーカーに関して実施したアンケート内容は下記です。

対象メーカー数	21社
集計期間	2020年11月～2023年12月
回答数	19名

旋削加工用の内径・外径工具メーカー21社のランキングTOP5は下記となり、この5社は切削工具ユーザーが選んだ特にオススメのメーカーです。

1位：京セラ
2位：住友電工ハードメタル
3位：タンガロイ
4位：三菱マテリアル
5位：サンドビック

アンケート対象の21社一覧や6位以降の結果については「旋削加工用の内径・外径工具メーカーの最新ーランキングページ」をご確認ください。

切削工具ユーザーがオススメしているポイントについても紹介します。

京セラの旋削加工用の内径・外径工具に関するオススメポイントが下記です。

住友電工ハードメタル、タンガロイ、サンドビック、三菱マテリアルの旋削加工用の内径・外径工具に関するオススメポイントが下記です。

編集長コメント

「切削工具ユーザーが選ぶオススメの切削工具とは」いかがでしたか。

切削工具メーカーの企業規模や知名度に対して、オススメのランキング順位は意外な結果かもしれません。
しかし、これが今ユーザーが選ぶオススメの切削工具メーカーであることをタクミセンパイとして自信をもって紹介させていただきます。

この記事を切削工具の選定に役立てていただければと思っています。
切削工具の選定、比較・検討をスムーズに進めるための10のチェックリストを公開していますのであわせてご活用ください。

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執筆者情報

本記事はタクミセンパイの服部が執筆・編集しました。

私は工具メーカーでの営業とマーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
私（服部）の実績や経歴については「運営について」に記載しています。

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