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【レビュー】切削加工 専門誌:生産財マーケティング

ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
タクミセンパイを運営している服部です。

機械技術」「機械と工具」「ツールエンジニア」に続く、切削加工関連の専門誌レビュー第4弾です。

この記事を読んでほしい人

  • 自分に最適な専門誌を知りたい
  • 専門誌ごとの特徴やコンテンツを知りたい

はじめに

専門誌をレビューしようと思った理由は、コロナによって展示会が中止され、専門誌の情報収集手段としての価値が見直されているからです。
ユーザー・商社・メーカーの皆様が求める情報に対して、適した専門誌をご案内できればと思っております。

最後となりました第4回は、「月刊生産財マーケティング」についてレビューいたします。

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媒体概要

出版ニュースダイジェスト社
テーマ設備材を中心とするR&D情報誌
創刊1964年
発行日毎月1日
発行部数17,000部(2015年実績)
判型A4判
価格雑誌版
1冊1,100円
1年購読12,000円(税抜)1,200円お得
2年購読21,000円(税抜)5,400円お得
3年購読29,000円(税抜)10,600円お得


電子版

1か月契約850円
1年間契約9,000円(税抜)
WEB専用ページ


*情報は2021年1月時点のもの

「月刊生産財マーケティング」は1964年に創刊された、工作機械およびその関連機器・技術の専門誌です。
切削工具の専門誌の中で1番新しい媒体です。といっても50年以上の歴史があります。

独自の取材で最新技術やメーカー各社の販売戦略、ユーザーへの取材、さまざまな角度からの分析記事など、ものづくりに携わる人のための有益な情報が掲載されています。

JIMTOFや海外の工作機械見本市(IMTS、EMO、CIMT)をはじめ、国内外の展示会、各社のプライベートショーも紹介されています。
展示会は、最新技術や注目出展製品、今度の技術動向などを業界専門誌の記者の視点で分析し・紹介されています。

月刊生産財マーケティングを出版しているニュースダイジェスト社は、工作機械見本市 メカトロテックジャパン(MECT)を主催・運営しています。
そのため、展示会の特集は主催者側の視点も加わり、非常に見ごたえのある記事になっているのが特徴です。

生産財マーケティングという媒体名のとおり、経済産業省や関連団体が発表する統計データ、各国の主要指標を毎月掲載しており、社内資料の作成や戦略立案、市場分析などに役立つ情報を入手することができます。

そのため、本誌は経営戦略やマーケティングの参考になり、資料価値が高いといえます。

ターゲット読者と提供情報

公式WEBサイトに、「月刊生産財マーケティング」のターゲット読者と提供できる情報が紹介されています。

  • 経営者の情報収集に
  • マーケティング担当者の市場分析に
  • 技術の最新動向を知りたい技術の方に
  • アナリストの統計資料として

経営者、マーケティング、営業、開発、どの部署においても興味あるコンテンツが提供され、専門的過ぎない専門誌になっています。

特集内容

2019年と2020年の特集を下記に記載しました。

2019年特集

1月号 2019年どう攻める ~対応すべき3つのトレンド~
2月号 ロボットSIerになろう~成長産業の波に乗れ~
3月号 FA業界で振り返る平成史
4月号 生産財をもっと愛してもらおう
5月号 多様な人材で新風を~社員が輝く人事とは~
6月号 次はこの市場へ~打ってでるか見送るか?
7月号 塑性加工の深化~差別化の鍵はソリューション
8月号 鋳物が消える!?~今考える鋳物の将来
9月号 令和時代の最新工場~今こそ生産性向上を
10月号 MECT2019いよいよ開幕!~ミライ、ゾクゾク。
11月号 ワークは難削材化する~細分化する工具市場
12月号 広がる産ロボの領域~開発、導入の最前線

2020年特集

1月号 これからこうなる~10年使えるトレンドは?
2月号 備えあれば憂いなしFA業界のBCP最前線
3月号 製造業の風雲児AM⁉使う会社が得をする
4月号 5Gで何が変わる?次世代通信が導く市場と製品
5月号 サービス力で差を付けろFA企業の「おもてなし」戦略
6月号 新型コロナで業界震撼過去の不況に学ぶ
7月号 集結!自動化の最新提案進化するロボットシステム
8月号 中小企業に嵐迫る!今こそ見せる底力
9月号 実は主役の工作機器生産性向上のからくり
10月号 コロナ時代の生産戦略変化対応の鍵はスマートさ
11月号 オンラインでどう売るコロナ禍で見えた新しい形
12月号 付加価値を削り出す現代工具の狙い

特集は技術関係ばかりではなく、経営やマーケティングに役立つテーマが選ばれています。

ページ・タイトル分析

直近の3冊分(2020年11月・12月、2021年1月号)を確認したところ、下記のようなデータとなりました。

総ページ数(平均)174.0ページ
広告を除くページ数(平均)132.0ページ
広告を除くページの単価(平均)0.83円
広告のないページ割合(平均)76%
タイトル数(平均)38.7タイトル

*総ページ数は表裏表紙を除く
*ページの単価は1冊購入時の金額から算出
*タイトル数は目次からカウント


広告を除くページの単価が非常に低く、コスパが高いと感じました。

タイトルのカテゴリ分類

タイトルを製品技術、加工技術、メーカーインタビュー、ユーザーインタビュー、マーケティング、統計データ、新製品情報、ニュース、海外動向、その他の10カテゴリに分類し、直近の3冊分(2020年11月・12月、2021年1月号)のタイトル数の平均が下記のグラフになります。

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マーケティングとニュースで約1/2で、さらに統計データと新製品情報が毎回掲載されており、マーケティングに力を入れた専門誌であることが分かります。

毎回メーカーとユーザーのインタビューが掲載されているのも特徴です。

情報タイプの2軸マトリクス

技術情報×営業・マーケティング情報の2軸マトリクスに「月刊生産財マーケティング」を配置してみました。

製品技術、加工技術、メーカーインタビューの3カテゴリを技術情報、ユーザーインタビュー、マーケティング、統計データの3カテゴリを営業・マーケティング情報としています。

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技術情報が一定の割合掲載されつつ、営業・マーケティング情報に非常に力が入っています。

個人的な評価

読みごたえ★★★★★
見やすさ★★★★☆
コストパフォーマンス★★★★★
技術情報★★☆☆☆
営業・マーケティング情報★★★★★
総合★★★★☆

*読みごたえは、広告を除くページ数とタイトルのカテゴリ分類で評価
*見やすさは、カラーページの割合とページ構成で評価
*コストパフォーマンスは、広告を除くページ単価で評価
*技術情報は、情報タイプの2軸マトリクスで評価
*営業・マーケティングは、情報タイプの2軸マトリクスで評価

読みごたえ、コストパフォーマンス、営業・マーケティング情報が満点で、総合点が★4となりました。

個人的な感想

  • 営業・マーケティング情報と技術情報のコンテンツがバランスよく、幅広い職種の方が読みやすい専門誌になっておりオススメできます。
  • 専用WEBサイトが用意され、コンテンツ一覧と特集の一部が公開されているため、購入前の判断ができるのが非常にいいです。
  • カラーページが多く、読者としては伝わりやすく、出稿側としてはブランドイメージを伝えやすいのがいいなと思いました。
  • 電子版はお得で、過去のバックナンバーも読めるのが素晴らしいです。また、雑誌版も3年契約で1万円以上安くなり、お得です。
  • 雑誌版はA4でサイズが大きいため、表紙・裏表紙は紙質をもう少し厚いコート紙にしてほしいなと思いました。
  • 目次が少し見つけにくい場所になり、見開きではないのが少し不便だなと思いました。

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