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【レビュー】切削加工 専門誌:機械と工具

ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
タクミセンパイを運営している服部です。

機械技術」に続く、切削加工関連の専門誌レビュー第2弾です。

この記事を読んでほしい人

  • 自分に最適な専門誌を知りたい
  • 専門誌ごとの特徴やコンテンツを知りたい

はじめに

改めて、レビューの目的は、コロナによって展示会が中止され、専門誌の情報収集手段としての価値が見直されているからです。
ユーザー・商社・メーカーの皆様が求める情報に対して、最適な専門誌を紹介することができればと思っております。

対象は「機械技術」「機械と工具」「月刊ツールエンジニア」「月刊生産財マーケティング」の4誌です。

第2回は、2番目に歴史の長い「機械と工具」についてレビューいたします。

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媒体概要

出版日本工業出版
テーマ生産加工技術を支える
創刊1957年(2010年の休刊を経て、2011年リニューアル創刊)
発行日毎月10日
発行部数32,000部
判型B5判
価格1,650円(税込)
1年間購読19,500円(税込)300円お得
WEB専用ページ


*情報は2021年1月時点のもの

「機械と工具」は1957年3月に創刊し、2010年の休刊を経て、2011年4月からニューアル創刊した専門紙です。

生産加工を支えるベーシックな技術、また話題の最新情報から技術者の疑問解消やスキルアップに繋がる基礎から学べる講座、海外情報、業界ニュースなど、第一線で活躍する技術者、研究者に対して情報を発信しています。

読者の職能と職種

公開されている「機械と工具」の読者の職能と職種は下記になります。

【職能】

研究・開発部門11%
技術管理部門41%
現場技術部門26%
営業管理部門7%
営業部門2%
経営管理部門10%
その他3%

【職種】

輸送機械および関連部品20%
金型17%
工作機械10%
産業機械および関連部品10%
精密機器・光学器械7%
油空圧機器7%
工具(砥石を含む)6%
計測機器5%
機械要素5%
システムエンジニアリング4%
電機・電子部品および材料3%
コンピュータ・通信関連機器2%
研究所・学校・官庁2%
その他2%

上記より、「機械と工具」のメイン読者は技術者・研究者であることが分かります。

特集内容

2019年と2020年の特集を下記に記載しました。

2019年特集

1月号 JIMTOF2018にみる新技術
2月号 工作機械の高度化を支える機械要素・周辺技術
3月号 切削工具の最新技術動向
4月号 高付加価値金型の最新加工技術
5月号 最新切削加工機械とIoTの活用
6月号 研削加工への期待と対応技術
7月号 航空機部品加工へのニーズと対応技術
8月号 加工を支える自動化・省力化・ロボット、環境対応技術
9月号 次世代の加工を担う最新切削工具
10月号 自動車部品加工への新提案/メカトロテックジャパン2019出展製品ガイド
11月号 微細加工技術の追究
12月号 最新計測・検査技術が加工を変える/殊加工技術への期待と最新技術

2020年特集

1月号 変わる次世代加工技術
2月号 加工を高度化する機械要素・周辺技術
3月号 ニーズに対応する最新切削工具
4月号 金型加工の最新技術動向
5月号 スマート工場を実現する工作機械とその使い方
6月号 進化する研削加工技術
7月号 拡大する航空機産業への期待と部品加工
8月号 生産性向上を支えるロボット活用技術
9月号 切削工具、長寿命化の追究
10月号 変わる自動車部品とその加工技術/さらに高度化する微細精密加工への期待
11月号 誌上見本市 製品ガイド
12月号 特殊加工へのニーズと最新対応技術

特集は加工技術・製品技術が中心です。自動車や航空機、金型といった分野にフォーカスした号もあります。

JIMTOF、EMO、IMTSをはじめとした重要展示会で展示される新技術・新製品の最新情報についても力を入れています。

ページ・タイトル分析

直近の3冊分(2020年10月・12月、2021年1月号)を確認したところ、下記のようなデータとなりました。
*2020年11月号はJIMTOF仕様で変則的な構成だったため除外

総ページ数(平均)135.3ページ
広告を除くページ数(平均)92.0ページ
広告を除くページの単価(平均)17.9円
広告のないページ割合(平均)67%
タイトル数(平均)18.3タイトル

*総ページ数は表裏表紙を除く
*ページの単価は1冊購入時の金額から算出
*タイトル数は目次からカウント


広告の割合が3割を超えており、タイトル数が少ないため、物足りなさを感じました。

タイトルのカテゴリ分類

タイトルを製品技術、加工技術、メーカーインタビュー、ユーザーインタビュー、マーケティング、統計データ、新製品情報、ニュース、海外動向、その他の10カテゴリに分類し、直近の3冊分(2020年10月・12月、2021年1月号)のタイトル数の平均が下記のグラフになります。

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製品技術、加工技術が約半分で、技術に力を入れた専門誌であることが分かります。

その他に分類した記事(金属加工に関係のない連載など)がタイトルの1/4以上を占めていることが気になりました。

情報タイプの2軸マトリクス

技術情報×営業・マーケティング情報の2軸マトリクスに「機械技術」を配置してみました。

製品技術、加工技術、メーカーインタビューの3カテゴリを技術情報、ユーザーインタビュー、マーケティング、統計データの3カテゴリを営業・マーケティング情報としています。

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営業・マーケティング情報はほとんどなく、技術情報が中心となっています。

個人的な評価

読みごたえ★★☆☆☆
見やすさ★★★☆☆
コストパフォーマンス★★★☆☆
技術情報★★★☆☆
営業・マーケティング情報★☆☆☆☆
総合★★★☆☆

*読みごたえは、広告を除くページ数とタイトルのカテゴリ分類で評価
*見やすさは、カラーページの割合とページ構成で評価
*コストパフォーマンスは、広告を除くページ単価で評価
*技術情報は、情報タイプの2軸マトリクスで評価
*営業・マーケティングは、情報タイプの2軸マトリクスで評価

全体的に平均点で、総合点が★3となりました。

個人的な感想

  • 広告ページが全体の3割を超え、その他カテゴリの記事が多いため、割高・ボリューム不足を感じました。
  • 広告を除くと全て白黒ページなので、カラーページを増やしてほしいなと思いました。

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