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【インタビュー】TAFLINKの「バリ取り男塾」に迫る

ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
「切削工具の情報サイト タクミセンパイ」を運営する、編集長の服部です。

今回、TAFLINK の藤本工業株式会社 代表取締役社長 藤本武洋様にインタビューさせていただきました。

TAFLINK」と「バリ取り男塾」についてお話をお聞きしています。

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1. TAFLINKの誕生

タクミセンパイ服部(以下、服部):TAFLINKの誕生について教えてください。


TAFLINK藤本様(以下、藤本様)株式会社東洋鐵工所の「T」、株式会社アラキエンジニアリングの「A」、藤本工業株式会社の「F」の、浜松市に拠点を置く3社の頭文字をとってTAFLINKと命名し、チームで活動しています。

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TAFLINKのチームを世の中に発信したのは2020年2月ですが、チームとしては2017年頃から活動しています。

東京ビックサイトで開催された展示会(2015年12月)で、アラキエンジニアリングの荒木さんがバリ取りについて講演されていたセミナーに参加したのが出会いのキッカケでした。
バリ取りのソリューションの多くは切削バリを対象としていますが、荒木さんはアルミダイキャストのバリ取りの現状や環境を改善する提案されており、興味を持ちました。

セミナーで連絡先を交換させていただき、藤本工業にロボットを導入するために2016年に荒木さんに相談しました。
荒木さんは既に東洋鐵工所とバリ取り自動機の開発をされており、藤本工業の現場意見を取り込む形で参加し、この時TAFLINKの活動が始まったといえます。

3社のチームをTAFLINKと命名して活動した理由は、我々の取り組みに興味を持っていただいた方から問い合わせをいただく際に、「窓口は3社のうちどの会社か」という声をいただいたからです。
相談者に対して問い合わせしやすい窓口を用意しようと考え、TAFLINKを発足しました。

TAFLINKは、中小企業のバリ取りの困りごとを変えていきたいという想いで、世界No.1のバリ取り問題解決チームを目指しています。

2. TAFLINKの活動

服部:TAFLINKの活動について教えてください。


藤本様:TAFは3社の頭文字ですが、LINKは3社がピラミッド構造ではなく、互いに連携するチームという意味合いが込められています。

東洋鐵工所は「想造(想いを形にするという造語)」、アラキエンジニアリングは「教育」、藤本工業は「職人」と、それぞれ異なる強みと役割をもっており、3社が連携してバリ取り工程の自動化・省人化実現に取り組んでいます

具体的な業務内容としては、バリ取りロボットの導入のご相談受付から、設計・開発・製造、教育支援をトータルでサポートしています。

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中小企業が加工するワークは多品種小ロットで、かつ小型で複雑なものが多いため、全自動化が難しくバリ取り装置+作業者の方式が受け入れられています。

TAFLINKが提供するバリ取り装置は、現場作業者の使い勝手を優先させたシンプルで汎用性の高い仕様になっており、ワーク供給と排出は人が作業するセル型を商品化しています。

バリ取りの問題解決だけでなく、ロボットの特別教育を年に数回実施しています。
TAFLINKの活動に興味を持っていただき、商工会議所や企業が見学に来てくださったり、地域の工業高校の生徒にロボット操作体験を実施したりしています。

3. バリ取り男塾について

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服部:バリ取り男塾について教えてください。


藤本様:TAFLINKの相談窓口として、ランディングページ「バリ取り男塾」を2022年2月に公開しました。

「バリ取り男塾」は、バリが起こすトラブルに悩む企業の相談を受け付けています

バリ取りに困っている中小企業は、日中外出することが難しいため、夜の7時まで対応するといった「相談のしやすさ」を提供しています。

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現時点では月に1回不定期で「バリ取り男塾」を開催する予定ですが、まずは個別に対応していく方針であるため、気軽に相談してほしいです。


服部夜の7時まで相談を対応されるのは、ユーザーのことを考えた嬉しいサポート体制ですね。

さらに、TAFLINKはバリ取りロボットを強みとするチームですが、「ロボット導入前提の提案はしない」と宣言されており、安心して相談できる信頼感を与えてくれます。

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4. バリ取り男塾の誕生

服部:バリ取り男塾はどのような発想から誕生しましたか。


藤本様:TAFLINKを知ってもらい、バリ取りの困りごとを相談してもらうために、これまで展示会やイベントに参加してきました。
その活動の中で、バリ取り相談会を実施した時に手ごたえを感じました。

展示会やイベントは新型コロナウイルスの影響を受けており、WEBでの集客をパワーアップしたいと考えていたため、相談会としての「バリ取り男塾」のコンセプトが誕生しました。


服部:相談窓口のランディングページをただ作るのではなく、「バリ取り男塾」というコンセプトと合わせて公開した発想が素晴らしいですね。

チームとして新たなコンセプトでランディングページを公開する施策は非常に興味深く、WEBマーケティングの参考になります。

5. バリ取り男塾のデザイン

服部:バリ取り男塾のデザインはどのように決まりましたか。


藤本様:相談窓口としてのランディングページを作成するにあたり、TAFLINKに興味を持っていただき、覚えてもらうためにインパクトを重視しました。

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「バリ取り男塾」はインパクトと遊び心を込めて命名し、デザインしてもらいました。

TAFLINKのそれぞれの企業では、ここまで遊び心を込めることは難しいですが、ある意味チームとしての取り組みなので実現できました。

デザインの方向性決定はチームで意見を出し合って、ふざけ過ぎず、ちょうど良い遊び心を目指していきました。

「バリ取り男塾」の検討や写真撮影を通じてチームの連携がさらに高まり、自分たちが目指すイメージを実現するためにモチベーション高く取り組むことができました

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服部:遊び心は重要ですね。

タクミセンパイのMissionは「切削工具の比較・検討に便利さと楽しさを提供する」としていますが、仕事に遊び心も加えて、お客様に満足度だけでなく楽しさを提供することが重要であると考えます。
仕事であっても、せっかくなら楽しい方がいいと個人的には思います。

楽しければ優秀な社員が集まってモチベーションが上がり、優秀な企業にお客様は満足してくれます。

会社のウェブサイトに社員の写真を載せることはありますが、ランディングページ全体をチームメンバーの写真で構成するのは面白いですね。
相談先のメンバーの顔が見えることも、信頼につながるデザインになっています。

6. 今後の展開

服部:TAFLINK、バリ取り男塾の今後の展開について教えてください。


藤本様:今後はイベントなどに参加して、TAFLINKの名前が広がる活動に力を入れていきたいと考えています。

その活動のために、「バリ取り男塾」を使った情報発信も予定しており、チラシやパネルなども準備中です。

社員からバリ取りロボットシステムの名称を応募・投票してもらい、製品名を「バリトリガー」と命名して今後展開していきます。
バリトリガーのロゴは社員が製作するなど、社員とともに作り上げた製品となりました。

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また、ロボットだけでなく、バリ取りの問題を解決する付加価値の高いサービスを提供していきたいと考えています。

編集長コメント

TAFLINK、バリ取り男塾ともに、参考になるお話をたくさんお聞きすることができました。

TAFLINKの取り組みは、地域の中小企業がチームを結成して、技術力・サービス力・ブランド力を上げた成功ケースとして、非常に参考になると考えます。
ポイントとしては、チームに参加する企業は異なる強みと役割を持った少数精鋭であること、目指すチームの姿をしっかり定義して共有することにあるのではと考えます。
本インタビューでは触れませんでしたが、TAFLINKはチームでありながら、コンセプト、経営理念、Mission、Vision、Valueをしっかり定義・共有されており、異なる企業でありながら同じ方向を向いて戦略的に活動されていると感じました。

そして、相談窓口としての「バリ取り男塾」ですが、ランディングページとして遊び心とインパクトで記憶に残るコンテンツを実現させつつ、メッセージとメンバーの写真で信頼感を得ています。
ランディングページの完成度として非常に高いと評価し、参考すべきサイトだと思います。

中小企業3社でチーム「TAFLINK」を結成し、遊び心とインパクトのあるランディングページで時代に先駆けた「バリ取り男塾」の、今後の活動に注目したいと思います。

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