
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
「切削工具の情報サイト タクミセンパイ」を運営する、編集長の服部です。
本記事では「切削加工に用いられるドリルを提供するメーカー*の一覧とランキング」について紹介しています。
「ドリルの比較・検討」に活用いただきたいと思って執筆しました。
*海外製品の日本代理店やオリジナル切削工具を扱う商社も含まれており、全ての会社がメーカーではありませんが、こちらの記事では全てメーカーと表現しております。
【記事の信頼性】
本記事を書いた私は、2014年から切削加工業界に携わり、2020年から「切削工具の情報サイト タクミセンパイ」を運営しています。
工具メーカーで営業として500社以上の切削加工ユーザーに訪問し、技術支援をさせていただきました。
また、マーケティングとして展示会とイベントの企画・運営、カタログとWEBサイトの大型リニューアルプロジェクト、ブランディングプロジェクトを経験しました。
営業とマーケティングの経験をもとに、切削加工業界で働く皆さまに向けて本記事を執筆しています。


ドリルについて
ドリルとは

工具名 | ドリル(Drill) |
加工分類 | 穴あけ(ドリリング) |
概要 | ドリルは、穴加工をするための切削工具です。切削工具の中でドリルが最も利用されています。先端角118°の切れ刃が一般的で、安定的な加工ができ、寿命が長いという特徴があります。 |
ドリルの使用率
全体の何%のユーザーがドリルを利用しているか把握するために、アンケートを実施しました。
100名のユーザーに普段利用している切削工具をアンケートで回答いただいた結果が下記となります。

1位:ドリル(90%)
2位:エンドミル(83%)
3位:タップ(78%)
4位:リーマ(75%)
5位:面取りカッター(74%)
6位:旋削加工用の内径・外径工具(61%)
7位:フェイスミル(60%)
8位:旋削加工用の溝入れ・突切り工具(52%)
9位:ボールエンドミル(49%)
10位:ボーリング(48%)
11位:Tスロットカッター(42%)
12位:旋削加工用のねじ切り工具(41%)
13位:サイドカッター(27%)
14位:スレッドミル(22%)
ドリルは使用率1位の切削工具で、90%のユーザーが利用していることがわかりました。
ドリルメーカー48社一覧

タクミセンパイが調査し、確認できたドリルメーカー48社の一覧がこちらです。
- 株式会社アサヒ工具製作所
- イスカルジャパン株式会社
- 株式会社イワタツール
- オーエスジー株式会社
- 大見工業株式会社
- 岡崎精工株式会社
- 株式会社金森ドリル製作所
- 株式会社キーベル
- 京セラ株式会社
- 協和精工株式会社
- グーリングジャパン株式会社
- ケナメタルジャパン株式会社
- 株式会社サイトウ製作所
- 株式会社斎藤ツヰストドリル製作所
- 株式会社三新
- サンドビック株式会社
- 三洋工具株式会社
- 株式会社三和製作所
- 株式会社シーウェーブ
- 住友電工ハードメタル株式会社
- 株式会社精工ドリル
- セコ・ツールズ・ジャパン株式会社
- 有限会社曽根田工業
- ダイジェット工業株式会社
- 株式会社タンガロイ
- ツールドインターナショナル株式会社
- テグテックジャパン株式会社
- 株式会社東洋ドリル
- 日進工具株式会社
- 日本超硬株式会社
- 日本特殊陶業株式会社
- ハムジャパン株式会社
- 株式会社パル
- 株式会社ビック・ツール
- フクダ精工株式会社
- 株式会社不二越
- フジBC技研株式会社
- マコトロイ工業株式会社
- マパール株式会社
- 丸一切削工具株式会社
- 三菱マテリアル株式会社
- 株式会社MOLDINO
- 山本精工株式会社
- ユニオンツール株式会社
- ライト精機株式会社
- 株式会社ライノス
- 理研製鋼株式会社
- 菱高精機株式会社
タクミセンパイで確認できている切削工具メーカーの数として、ドリルは2番目に多いです。
切削工具の種類(カテゴリ) | メーカー数 |
エンドミル | 61社 |
ドリル | 48社 |
面取りカッター | 48社 |
ボールエンドミル | 47社 |
リーマ | 36社 |
旋削加工用の内径・外径工具 | 27社 |
フェイスミル | 24社 |
旋削加工用の溝入れ・突切り工具 | 23社 |
旋削加工用のねじ切り工具 | 21社 |
サイドカッター | 16社 |
タップ | 16社 |
Tスロットカッター | 16社 |
スレッドミル | 14社 |
ボーリング | 12社 |
ドリルメーカーのランキング
タクミセンパイではユーザーへアンケートを依頼し、ドリルメーカーのランキングを作成しています。
ドリルメーカー43社のTOP5は下記となりました。
1位:オーエスジー株式会社
2位:株式会社不二越
3位:住友電工ハードメタル株式会社
4位:三菱マテリアル株式会社
5位:京セラ株式会社
ドリルメーカーのランキング作成の仕組みやユーザーの評価情報については、「ドリルメーカー:ユーザーランキング」をご確認ください。
バリの発生に困っている切削工具
株式会社ジーベックテクノロジーと共同で、「最もバリの発生に困っている切削工具について」アンケート調査を実施しました。
詳しくは「バリの発生に困っている切削工具ランキング」に記載しています。
88名のユーザーに14種類の切削工具の中から1種をアンケートで回答いただいた結果が下記となります。

1位:ドリル
2位:エンドミル
3位:旋削加工用のねじ切り工具
4位:タップ
5位:面取りカッター
6位:Tスロットカッター
6位:旋削加工用の内径・外径工具
8位:フェイスミル
9位:サイドカッター
9位:リーマ
11位:旋削加工用の溝入れ・突切り工具
11位:ボーリング
13位:スレッドミル
13位:ボールエンドミル
ドリルはバリの発生に困っている切削工具1位でした。
ドリルまとめ
- ドリルは使用率1位の切削工具で、90%のユーザーが利用している
- タクミセンパイで確認できているドリルメーカーの数は48社で2番目に多い
- ドリルはバリの発生に困っている切削工具1位
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