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ユーザーから選ばれる良い切削工具とは

切削工具と切削加工業界の情報を発信するポータルサイト「タクミセンパイ」をご覧いただきありがとうございます。
当サイトを運営する編集長の服部です。

本記事では「タクミセンパイが実施したアンケートや切削工具メーカーへの取材記事から情報をまとめ、切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)から選ばれる良い切削工具」について紹介しています。
「切削工具ユーザーに対しては切削工具の選定に、切削工具メーカーに対しては開発・マーケティング」の参考となる記事を目指して執筆しました。

【記事の信頼性】
本記事を書いた私(服部)は2014年から切削加工業界に携わり、2020年から「タクミセンパイ」を運営しています。

工具メーカーで営業として500社以上の切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に訪問し、技術支援をさせていただきました。
また、マーケティングとして展示会とイベントの企画・運営、カタログとWEBサイトの大型リニューアルプロジェクト、ブランディングプロジェクトを経験しました。

営業とマーケティングの経験をもとに、切削加工業界で働く皆さまに向けて本記事を執筆しています。

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オススメの切削工具メーカーを選んだ理由

Petropavlovsk,,Kazakhstan,-,May,11,,2012:,Heavy,Engineering,Plant.,Operator


タクミセンパイがランキング作成のために切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に対して依頼したアンケートより、各メーカーの切削工具を選んだ理由を紹介します。

下記3つのカテゴリでまとめています。

  • フライス加工(ミーリング)用の切削工具
  • 穴あけ(ドリリング)用の切削工具
  • 旋削加工(ミーリング)用の切削工具


内容を確認すると、良い切削工具の参考となる情報として、下記を重視されている方が多いことがわかります。

  • コストパフォーマンスの高さ
  • ラインナップの充実


コストパフォーマンスは価格・品質・寿命のバランスを総合的に評価した指標として表現されているように感じます。

フライス加工(ミーリング)用の切削工具

フライス加工(ミーリング)用の切削工具について、切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)がオススメのメーカーを選んだ理由を紹介します。

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穴あけ(ドリリング)用の切削工具

穴あけ(ドリリング)用の切削工具について、切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)がオススメのメーカーを選んだ理由を紹介します。

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旋削加工(ターニング)用の切削工具

旋削加工(ターニング)用の切削工具について、切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)がオススメのメーカーを選んだ理由を紹介します。

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X(旧Twitter)で調査した切削工具に関するアンケート

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2023年1月11(水)~13日(金)にX(旧Twitter)で実施した下記2つのアンケート結果より、「良い工具」の参考となる情報を紹介します。

  • 切削工具の「性能」で最も重視しているもの
  • 切削工具メーカーの「サービス力」で最も重視しているもの


切削工具を普段利用している切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)を対象としてアンケートをお願いしておりますが、X(旧Twitter)では回答者のプロフィールを確認できないため、参考情報として考えていただければと思います。

切削工具の「製品力」で最も重視しているもの

切削工具を普段利用している切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に対して、切削工具の「製品力」で最も重視しているものとして、下記4つの回答から1つを選んでいただきました。

  • 性能
  • 品質
  • 価格
  • ラインナップ


27人が回答したX(旧Twitter)のアンケート結果が下記となります。


切削工具の製品力に求められるのは「性能」が48.1%で1位となりました。

切削工具の「性能」で最も重視しているもの

切削工具を普段利用している切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)に対して、切削工具の「性能」で最も重視しているものとして、下記4つの回答から1つを選んでいただきました。

  • 高速加工ができる
  • 高精度加工ができる
  • 工具が長寿命
  • 加工面粗さの改善


20人が回答したX(旧Twitter)のアンケート結果が下記となります。


切削工具の性能に求められるのは「工具が長寿命」が55%で1位となりました。

X(旧Twitter)調査から考える「良い切削工具」

切削工具の「製品力」のうち「性能」が最も重視されており、さらにその中でも「工具が長寿命」が重視されていることがわかりました。

「良い切削工具」の条件として、工具が長寿命であることが重要であると考えられます。

日本産機新聞 特集「良い工具」

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日本産機新聞2021年2月20日号の特集「良い工具」において、切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)および切削工具メーカーが考える「良い工具」の条件が紹介されていました。
詳しくは「日本産機新聞の特集「良い工具」が熱い」で紹介しています。

切削工具ユーザーが考える「良い工具」

切削工具ユーザー代表としてトヨタ自動車が回答しています。
回答されているモノづくりエンジニアリング部は、5000種類の工具を所有し、工具開発も自ら行っています。

汎用的な工具について、再研磨・再コーティングを含めて生涯寿命が長い、コストメリットの高いものを「良い工具」とされています。

切削工具メーカーが考える「良い工具」

切削工具メーカーが考える「良い工具」の条件を私なりに5つに分類した結果が下記となります。

  • 顧客にとって最適な工具であること
  • ある分野においてトップの性能を発揮できる工具であること
  • 安心して選択できる工具であること
  • 機械工具販売店にとって売りやすい工具であること
  • (汎用工具において)なんでもできる工具であること


編集長コメント

「ユーザーから選ばれる良い切削工具とは」いかがでしたか。

様々な意見がありますが、価格・品質・寿命のバランスを総合的に評価したコストパフォーマンスの高さは、切削工具ユーザー(工作機械で切削加工されている方)が切削工具を選ぶ上での重要な指標であると考えられます。

切削工具メーカーがブランドを磨いてファンを増やし、企業と製品を推してもらうことの重要性、そして男性30代向けのマーケティングとして「ブランドを磨いてファンを増やし推してもらうことの重要性」の記事を公開していますのでこちらもご活用ください。

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