X(旧Twitter)を運用しているが、なかなかフォロワー数が伸びず困っていませんか。
この記事を書いた私は工具メーカーでの営業・マーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
情報発信の1つとして2020年からXの発信に力を入れ、フォロワー数1000人を獲得した経験から本記事を書きました。
本記事ではバズりに頼らずXフォロワー1000人を達成する方法を7つのポイントで解説しています。
この記事を読むことで、ポイントを押さえた投稿によってXのフォロー数を増やすヒントを得ることができます。
バズりに頼らずX(旧Twitter)フォロワー1000人を達成する7つのポイント
フォロワー1000人を達成することは難しいと思いますか。
無名のアカウントだった「切削工具の情報サイト タクミセンパイ」は、サイト公開から448日(1年と83日)でフォロワー1000人を達成することができました。
そのため、企業アカウントであれば簡単に達成できると思います。
もちろん、個人アカウントにおいてもフォロワー1000人達成は可能です。
本記事は、BtoBアカウントがフォロワーを増やす方法を説明していますが、BtoCやCtoCにおいても参考になると思います。
私がバズりに頼らずXフォロワー1000人を達成した7つのポイントが下記となります。
- 毎日投稿する
- 効果的な時間に投稿する
- アカウントに関連した投稿をする
- 有益な情報を提供する
- いいね!とリポストを活用する
- 宣伝ばかりの投稿をしない
- 不満や傷つける投稿をしない
上記のポイントについて、実践しやすいように可能な限り定量的なデータで解説しています。
はじめに
フォロワーを増やすべき理由
X(旧Twitter)は無料で使えるサービスであり、無料で情報発信ができます。
つまり、フォロワー数を増やすことができれば、広告費をかけることなく効果的・効率的な情報発信ができます。
また、定期的に情報発信することで、Xを通じて顧客との接点を増やすことが可能です。
営業において顧客接点は重要であるため、Xで接点を増やすことは有効であると考えます。
「切削加工業界でSNS「X」を活用する3つの方法」では、Xを活用すべき理由をまとめています。
部品加工企業のフォロワー数分析
私がX(旧Twitter)でフォローしている部品加工業の公式アカウントを無作為に50アカウント抽出し、フォロワー数をカウントしてみました。
フォロワー数の分布を表したグラフが下記となります。
フォロワー数が1000人を超えているアカウントは全体の30%でした。
ちなみに、最も多いのがフォロワー数100~499人のグループで全体の38%でした。
フォロワー1000人以上の30%に入ることで、Xにおいて影響力を発揮することができます。
Xを活用した無料の情報発信の効果を高めるために、フォロワー1000人を目指してみましょう。
参考にした情報
X(旧Twitter)でフォロワー1000人を達成するために、私が参考にした情報をお伝えします。
田邉公一さんのTwitterルール
こちら偶然見つけた情報なのですが、ワインソムリエの田邉公一さんのTwitterルールはポイントがわかりやすくまとめられており、私も実践するにあたり参考にさせていただきました。
私の7つのポイントも、ほぼ上記の田邉さんのTwitterルールを参考にしています。
しぶちょーさんのTwitter記事
「【インタビュー】しぶちょーさんに聞く工作機械の今」でお世話になった、「しぶちょー技術研究所」を運営するしぶちょーさんが書かれているTwitterに関する記事「1年間で学んだTwitterでの情報発信の”コツ”」を参考にさせていただきました。
しぶちょーさんは技術系ブログを運営され、Xのフォロワー数は6000人を超えています。
フォロワー数6000人の方が解説されるXにおける情報発信のコツは、信憑性があって非常に参考になります。
特に本記事では「X運用で大切なこと」から、毎日投稿すること・無駄な投稿をしないこと・ネガティブな内容は呟かないを参考にさせていただきました。
本記事はバズりに頼らずフォロワー数を増やす方法を解説しています。
しぶちょーさんの記事ではバズを活用する方法が紹介されていますので、興味ある方はそちらも参考にしてみてください。
1. 毎日投稿する
投稿がターゲットのアカウントに表示され(STEP1)、内容に興味を持ってもらい(STEP2)、そして引き続き情報が欲しいと思ったらフォローしていただける(STEP3)、というのがフォローされるまでの一般的な流れです。
当たり前のことですが、投稿としないと自分のアカウントを知ってもらえません。
投稿をターゲットのアカウントに表示させために、毎日の投稿が必要です。(STEP1)
正直これだけ実施すれば、フォロワー1000人を達成できると思います。
ただ、毎日投稿するべきだと思っていても、行動に移すハードルが高いと感じるかと思います。
私も同じで、毎日投稿を続けられる自信がなく、アカウント発行から1年経ってようやく開始しました。
ただ、こちらについては後悔しています。
投稿の状況とフォロワー数の推移を表したのが下記グラフです。
13か月以降に毎日投稿を始めてから、急にフォロワーが増えており、効果的であることがわかるかと思います。
まずは1日1投稿、最初は朝の挨拶からでも習慣付けとしてはOKです。
毎日投稿に踏み切れない方の理由としては、毎日ネタを考える自信がない、継続できる自信がないだと思っています。
こちらについては「X(旧Twitter)で毎日投稿を続けるためのコツとネタ8選」で、毎日投稿のコツとネタを紹介しています。
フォロワー1000人達成のための行動指標としては、毎日投稿できているかを気にしておくとよいでしょう。
2. 効果的な時間に投稿する
毎日投稿に加えてこれから紹介する2~7のポイントを実施することで、より効率的にフォロワー数を増やすことができます。
投稿をターゲットのアカウントに表示させるために、見てもらいやすい効果的な時間に発信することが重要です。(STEP1)
私のアカウントは、製造業の中でも金属加工業界(特に切削加工)の方に多くフォローいただいます。
「普段、どの時間帯にTwitterをよく見ていますか」のアンケートをX(旧Twitter)で実施した結果が下記となります。
1位が「帰宅後」の44.4%、2位が「出勤前・出勤中」の36.1%となりました。
私が実践しているオススメの配信時間は、朝の「出勤前・出勤中」を狙った投稿です。
金属加工業界は工場は8時からの勤務、オフィスは9時からの勤務が多いです。
そのため、朝7~8時の間に配信すると、個人アカウントをターゲットとして出勤前・出勤中に見てもらえます。
また、企業アカウントについては9~18時で勤務していることが多いので、朝投稿しておけば勤務時間内に見てもらいやすいです。
PC版のXでは予約投稿が可能なので、企業アカウントの場合はこの機能を使用しましょう。
さらに朝の時間帯は企業アカウントが稼働していないため、投稿数自体が少なく(競合が少なく)、見てもらいやすいです。
一方、帰宅後については、出勤より帰宅の方が時間のバラツキがあり、かつ企業アカウントの中の人も勤務時間外であるため、効果が低いと考えます。
また、毎日同じ時間に投稿することで、いつも「いいね!」を押してくれる常連さんと出会うことができます。
常連さんとの距離を近づけるために、毎回同じ時間帯に投稿する価値があると考えます。
3. アカウントに関連した投稿をする
内容に興味を持ってもらい、引き続き情報が欲しいと思ってフォローしてもらうためには、投稿の内容がアカウントに沿ったものである必要があります。(STEP2&3)
私のアカウントに関しては、「切削工具と切削加工業界に関する投稿」が該当します。
ではその割合をどのように設定すればよいかというと、「アカウントに関係あること:ないこと=8:2」を意識してみましょう。
この割合には根拠はなく、私の経験からの参考値です笑
ただ、パレートの法則が8:2であるように、そこまでこの割合は間違っていないかなと思います。
4. 有益な情報を提供する
皆さんはどんなアカウントをフォローしたくなりますか。
フォロワーの立場で考えれば、自分にとって有益な情報を与えてくれるアカウントであることです。
つまり、アカウントに関連した、フォロワーにとって有益な情報を発信し続ける必要があります。(STEP2&3)
有益な情報の発信方法としては、ブログが有効であると思います。
X(旧Twitter)では文字数と投稿できる画像数に制限があるため、深い内容はブログが向いています。
下記は私のアカウントの中で当時一番「いいね!」がついた投稿で、コメントからもブログの記事がフォロワーにとって有益な情報だったと推測できます。
5. いいね!とリポストを活用する
自分の投稿だけが情報発信ではないのがX(旧Twitter)の面白いところで、有益な情報を見つけたら「いいね!」やリポストをしましょう。
それらのアクションにより、フォロワーに自分発信以外の有益な情報を届けることができます。(STEP2&3)
下記は切削工具メーカーが登場するTV番組について、放送予定をリポストしたものです。
また、「いいね!」やリポストすることで、自分の投稿に対してもリアクションしてもらいやすくなります。
そのため、積極的に「いいね!」やリポストをして、フォロワーとの良好な関係を構築していきましょう。
6. 宣伝ばかりの投稿をしない
普段全く喋らない同僚が、いきなり喋り出してお願いしてきたら、あなたは引き受けますか。私は難しいと思います。
同じ考えで、普段全く投稿しないアカウントが急に宣伝しても、効果は低いと思います。
そのため、毎日投稿しつつ、内訳を「宣伝以外の投稿:宣伝=8:2」で意識してみると良いと思います。
フォロワーにとって有益な投稿で信頼を蓄積し、たまに申し訳ない気持ちくらいのスタンスで宣伝を入れさせてもらうのが良いと考えます。
7. 不満や傷つける投稿をしない
不満や誰かを傷付ける発言を見て、フォローしたいと思う人は少ないです。
極力これらの投稿は控えましょう。
不満については、改善点と合わせて、特定の企業や会社を傷つけない内容であれば、共感を得ることも可能です。
日々の投稿とフォロワー数の増減を毎回確認し、投稿後に1〜3人減るのであれば問題ないですが、目安として4人以上減るようなら内容に不備がないか疑いましょう。
編集長コメント
「バズりに頼らずX(旧Twitter)フォロワー1000人を達成する7つのポイント」いかがでしたか。
会社を知ってもらう、製品やサービスを知ってもらう、SNSを通じて顧客・同業者と繋がる上で、X(旧Twitter)は有効であると考えます。
また、Xを活用することで、展示会期間中のブース来場を促せるなどの成果もたくさん確認しています。
切削加工業界におけるXによる情報発信は活発化しており、この記事を参考にフォロワーを増やしてもらえれば嬉しいです。
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執筆者情報
本記事はタクミセンパイの服部が執筆・編集しました。
私は工具メーカーでの営業とマーケティングの経験を活かし、切削工具と切削加工業界に特化した専門サイト「タクミセンパイ」を2020年から運営しています。
私(服部)の実績や経歴については「運営について」に記載しています。
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